ハードウェア

パソコンに詳しくなくても高速化やウィルス除去ができるUSBメモリ「Jumpshot(ジャンプショット)」



動作が遅くなってしまったりポップアップ画面が勝手に出るようになってしまったりしたPCにUSBメモリを挿すとスッキリ問題を解消できるようにする、というプロジェクトが「Jumpshot(ジャンプショット)」です。

Jumpshot: A New Weapon to Battle PC Frustration by Jumpshot — Kickstarter

David EndlerさんとPedram Aminiの2人は「ちょっとPCに詳しいと、マシントラブルを抱えた友人や家族がいつもいつも相談にやってくる」という状況をなんとかしたい、という思いでこのプロジェクトをスタートしました。つまり、「Jumpshot(ジャンプショット)」はPCにそれほど詳しくない人が自力でサクッとマシンの問題を解決できるようにするために作られたというわけ。


実際の製品は以下の通り。ポップな外観で機械に苦手意識を持っているような人でもとっつきやすいように作られています。


ソフトを起動するとこんな感じ。


作業中の画面も、よくある「83件の脅威が発見されました」というような不安を感じさせるものではなく……


キュートなキャラたちが表示されるようになっています。


「警官」のようなものがドロっとした「悪そうなヤツ」をやっつけてくれる、というイメージ。


搭載されている機能はウィルス除去、起動の高速化、ブラウザの最適化や個人情報の保護などですが、それぞれにイメージキャラクターが割り振られておりユーザーに小難しい印象を与えなくするようになっています。ちなみに、ウィルス除去を行う忍者の名前は「小林(Kobasyashi)」。


使用方法は以下の図の通り。まず、ダウンロードしたりUSBメモリとして入手した「Junmshot(ジャンプショット)」を起動すると、後は自動でマルウェアの消去やPCの速度を改善してくれるというわけです。「ウィルス除去率NO.1」や「パレートの法則を駆使した高度なデフラグ」といった機能が主な訴求点ではなく、誰でも簡単に使えるという事がポイントのようです。


◆解説のアニメーション

実際にどんな感じの人が使うといいのか? というのをわかりやすく説明したアニメーションは以下の通り。


彼女はリサ。


コンピューターはよく使うけどそれほど詳しいわけではない、という設定。


大量に開くポップアップウィンドウに悩まされている様子。


フラストレーションを感じた彼女はPCに頭を叩きつけ……


バットでマシンを殴ったり線路に投げ込んだりして破壊するところを妄想しています。


リサの兄弟はコンピューターに詳しいようです。歯形が付いた洋なしのTシャツは「Genius Bar」と呼ばれる場所にいる人たちを連想させる雰囲気。


そんな彼の電話にはリサからたくさんの着信があったようです。


PCに詳しくない彼女は、マシンに問題が起るといつも彼を頼って連絡してくるというわけ。


リサだって何の対策もしていないわけではありません。アンチウィルスソフトも……


スパイウェア対策ソフトもインストール済み。


その他の「なんとか対策」ソフトの類いは全て使用しており…・・


最後にはPCに服まで着せて守ろうとしているのに、状況は改善されません。


途方に暮れて「なぜ」と涙を流すリサ。


結局、彼女が頼れるのは自分よりPCに詳しい人たちだけ。


けれども、いつも呼び出されてばかりのギークな友人たちは迷惑そう。もう、電話を取ってくれません。


高いお金を払ってサポートを呼ぶこともできますが、いかにもアテにならない感じ。


そんなリサや、リサのような人たちのために開発されたのが「Jumpshot(ジャンプショット)」。


USBの中にはPCの問題を解決してくれるキュートな専門家たちが待機しています。なお、よく見ると、ニンジャ小林のハチマキには「私」と書かれていますが、理由は不明。


ズバァ。


必要なのはコレ1本。


シンプルな操作でスグに利用可能。


一度作業が完了すれば、PCのマルウェアは除去され、動作を遅くする原因はキレイサッパリなくなります。


他のソフトはゴチャゴチャしたレポートが表示されて混乱させられますが……


「Jumpshot(ジャンプショット)」は親しみやすい表示。


これでリサも安心。


兄弟や友達も安堵の表情を浮かべ、余計なソフトを買う必要がなくなったおかげで手元にはお金が残るようになりました。


最後はスグに「Jumpshot(ジャンプショット)」をインストールしましょう、と言ってムービーはおしまい。


このプロジェクトが集めようとしている目標金額は2万5000ドル(200万円前後)で、30ドル以上の投資を行えば「Jumpshot(ジャンプショット)」が入った8GBのUSBメモリが送られて来るとのこと。


なお、2012年の9月8日19時17分まで投資を募っているということです。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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