レビュー

ソフトバンクのプリモバイルでSamsung製端末740SCの本体価格が2079円


チャリダーマンは携帯電話を持っていません。しかし、このままでは待ち合わせや連絡に不都合が出るので、新しく契約することにしてみました。少し働くことにもなりましたし。ただし、すぐに使わなくなるので長期契約はできません。そこで情報を探してみると、ソフトバンクのプリペイドの携帯が安いことが分かりました。3000円分のリチャージが必要ですが、2079円で新しい携帯電話も手に入ります。そこで手に入れたのが2009年10月に発売されたサムスン製の携帯電話740SCでした。

こんにちは、自転車世界一周の周藤卓也@チャリダーマンです。一時帰国しています。日本でSIMカードを入手するのはアフリカより大変でした。


ソフトバンクの携帯電話が手元にあったので、もう一度ホワイトプランを契約するつもりで、ソフトバンクショップで手続きを進めていました。でもそこで「2年以内に解約すると9975円の解除料がかかります」と予想外のことを言われて諦めました。最近の携帯サービスが分かりません……。

そこで、アフリカと同様にプリペイドを探してみると、機種本体と通話料のセットを格安で見つけました。機種持込の新規契約にしても3150円の事務手数料がかかります。また、普通の契約だと月額で料金がかかっていきます。だからこそ、プリペイドプランがお得な気がしました。「原価はどうなっているの?」という価格設定ですから、今回は興味本位で本体まで購入しました。SIMカードだけ手に入れたくて奔走したのですが、地元には在庫がないみたいでしたので。

SoftBank 740SC | SoftBank



740SC - 概要 | SAMSUNG



◆基本スペック
重さ:約107g
サイズ:幅50.5mm×高さ100mm×厚さ14.99mm
連続通話時間:約250分(3G)/約350分(GSM)
連続待受時間:約500時間(3G)/約450時間(GSM)
ディスプレイサイズ:2.6インチ
ディスプレイ解像度:320×240ドット(QVGA)
ディスプレイ方式と色数:TFT・最大26万色
有効画素数・撮像素子:200万画素・CMOS
外部メモリ:microSDHC/4GB
ワンセグ:なし
ミュージックプレイヤー:○
Bluetooth:なし
赤外線通信:○

◆740SC本体

外箱。


中身は本体と説明書、プリモバイルのサービス案内といたってシンプルです。


充電器は付いていませんが、充電端子は共通しているので代用できます。自分は以前使っていた815SHの充電器を使っています。


本体表面。右端にソフトバンクのロゴが記されています。


本体背面。


ここに200万画素のカメラレンズが付いています。


右側面にはmicroSDのカードスロットとイヤホンジャック。


左側面には赤外線ポートと音量を調節するボタンが付いています。


底面には充電端子と、着信ランプがありました。


重さは公称107gでしたが、実測すると102gでした。


手持ちの815SHと比べてみると、740SCは薄くコンパクトになっています。


メニューを表示してみます。電話やメール以外にも、カレンダー、目覚ましアラーム、ミュージックプレイヤーとして使えます。ツールには1 電卓、2 通貨・単位換算、3 世界時計、4 メモ帳、5 予定リスト、6 ボイスレコーダー、7 ストップウォッチ、8 英和・和英辞典と、海外でも使えそうな便利な機能がありました。


韓国の携帯だけあってハングルが打てるんですね。E-mailでは無理でしたが、SMSでは入力できました。


◆ソフトバンクのプリペイドサービス「プリモバイル」

740SCでは音声通話とメールを使っています。


プリペイドだけあって有効期間があります。クレジットの利用有効期間と、電話番号有効期間の二つに分けて考えないといけません。クレジットが有効の間は発信も着信も問題ありませんが、有効期間内でもクレジットがなくなったらリチャージが必要になります。クレジットがなくなって利用有効期間が切れると、緊急通報をのぞいて、着信のみしかできない電話番号有効期間に入ります。この電話番号がキープされる期間は360日です。

クレジットの有効期間は60日となっています。3000円、5000円に関わらず、1度でもリチャージをすれば60日有効期間が延びます。10日間を残して3000円のカードで2回リチャージすると10+60+60となってクレジットの利用有効期間が130日となります。そのリチャージの時に1000円の残高があれば1000+3000+3000の7000円が130日の利用有効期間内で使えることになります。


プリペイドですので基本使用料はかかりません。通話料は6秒9円。1分90円で3000円分のリチャージをしたとして計算すると、33分間話すことができます。公衆電話を使ったほうが安くつきますね(一般加入電話・公衆電話からソフトバンク携帯電話へかけた場合の通話料)。ただし、メールサービスは300円で30日間使い放題です。


プリモバイルでのメールサービスの設定は「1400」に電話をかけたらできました。この「1400」に電話すると残高や利用有効期間も確認できます。


プリモバイルでも自分の好きなメールアドレスに変更できした。


740SCにはY!ボタンがあるのですが、Yahoo!には繋がりません。


このプリモバイルはプリペイドなのに1年以内に解約した場合、契約解除料(9975円)が必要となります。説明を聞いたときは何を言ってるんだろうと混乱しましたが、調べてみるとMNP(番号ポータビリティ)による転出対策だったようです。各社、MNPで転入した場合にキャッシュバックするキャンペーンを設けていたので、格安で手に入るプリモバイルの番号は便利だったということみたいです。

◆価格

3000円分の通話代を含めて5079円で販売されていました。


一括の機種代金が2079円となっています。以前に記事で「Nokia1280が安い」と取り上げましたが、日本の比ではなかったですね。すみません。


ソフトバンクショップで手に入れたときのレシート。本当に2079円で買えています。(3000円分のクレジットを含んで)


得した得したと思っていたのですが、もっと魅力的な「dynapocket SoftBank X02T」という機種がありました。


こちらは一括の機種代金が1029円となっていました。信じられません。

dynapocket SoftBank X02T|SoftBank 携帯は、ソフトバンクのオンラインショップで!|ソフトバンクモバイル
http://online-shop.mb.softbank.jp/ols/html/model/prepaid/x02t.html



◆SIMカードについて

電池パックの後ろにSIMカードが入ってました。


プリモバイルのSIMカードにはPrepaidという文字が入っています。


通常契約のSIMカードと並べてみます。


このSIMカードが装着されていない状態では740SCは動きません。


南アフリカのSIMカードを装着しても認識してくれません。SIMロックがかかっているようです。


ただ、家族に借りたソフトバンク通常契約のSIMカードは、普通に認識してくれます。


こちらでは、Y!ボタンを押すとYahoo!に繋がりました。


逆のパターンだと、ソフトバンクの携帯815SHでプリペイドのSIMカードは使えます。


発信先の相手がプリペイドの携帯でも、ホワイトプランにおける通話無料の対象になります。ですので着信専用の携帯電話として保持するのも面白いかもしれません。今回の場合だと機種代金が2079円、月額基本料が1500円(30日)で維持できます。

また、自分みたいに日本で短期滞在の人も重宝します。今回はこの携帯が富士山で働くことにつながりました。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
)

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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