アート

影になったときに初めて真の姿が分かる作品いろいろ


一見しただけでは何なのか検討もつかないゴミの山や造花・動物の剥製などを使ったオブジェクトですが、光を当てられた途端に人物などの影が浮かび上がる、というアート作品の写真集です。

Tim Noble & Sue Webster - Artwerks
http://www.timnobleandsuewebster.com/artwerks.html

◆Dirty White Trash (with Gulls), 1998(汚れた貧しい白人)
カモメがゴミをつまんでいるオブジェクトに光を当てると、酒やタバコでやさぐれている2人の影がスクリーンに映し出されます。


◆The Spikey Thing, 2005(スパイキー・シングス)
このままでは前衛アート?と思ってしまいそうですが……


プロジェクターによって光をあてると背中あわせの男女が現れます。


◆The Gamekeeper's Gibbet, 2011(さらし首)
こちらは純銀を金メッキで加工した塊を使ったオブジェクト。


よく見るとワイヤや動物の形をしていることがわかります。


光を当てると、向きあう2人の男女の生首が浮かびあがりました。


◆A Hole, 2005(穴)
溶接した金属片は……


ややナナメ上を向く二つの顔を表現。


◆Real Life is Rubbish, 2002(くだらない現実)
オノやノコギリやトイレットペーパーなどをミックスして作っているオブジェクトに光を当てると……


肩を落とす二人の男性。オノや金づちはそのままの影として写っています。


◆Ghastly Arrangements, 2001(ぞっとするアレンジメント)
花瓶に咲くシルクやプラスチックでできた造花は……



女性の横顔でした。後ろから首に木が刺さっているようにも見えます。



◆Instant Gratificiation, 2001(刹那の満足)
1ドル札で作ったオブジェクトは、コインを入れるとお札が舞い上がります。


お札にまみれて仲むつまじく顔を近づける2人。



◆Dark Stuff, 2008(闇のもの)
ミイラ化した野ネズミやラット、狐などをくっつけて作ったオブジェクトは串刺しの生首に。


◆Falling Apart, 2001(崩壊)
空き瓶など家庭から出るゴミを使ったオブジェクトに光を当てると、離れていく二人が浮かび上がります。


◆Wasted Youth, 2000(青春の浪費)
マクドナルドのパッケージや食べ物のレプリカを使って無気力な若者を表現。


◆British Wildlife, 2000(ブリティッシュ・ワイルドライフ)
46羽の鳥と4匹のミイラ化した動物、2匹の魚をワイヤでくっつけています。回りを飛んでいる蛾はフェイク。


背中合わせの男女。


◆The Original Sinners, 2000(最初の罪人)
フルーツと木の実のレプリカを鉢の中に盛りつけているこちらも背中合わせの2人の男女を表現


◆Sunset over Manhattan, 2003(マンハッタンの日没)
タバコの空き箱をジュースの缶にエアガンで穴を開けたベンチの上に置いています。


◆Metal Fucking Rats, 2006(交尾中のラット)
こちらは溶接した金属片に光を当てると交尾中のラットになります。


◆HE/SHE, (Diptych) 2004(彼/彼女)
こちらも溶接した金属片。何の形か想像もつきませんが……


光を当てると用を足す女性に。


こちらのオブジェクトも……


同じく用を足す男性でした。

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in アート, Posted by darkhorse_log

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