フリーズドライコロッケふたたび「縦型ビッグほくほくとしたコロッケそば」を試食

コロッケそばとはかけそばにコロッケをのせたもので、東日本では、駅の立ち食いそば屋で定番のメニューです。東洋水産のマルちゃんには「マルちゃん ほくほくのコロッケそば」というコロッケそばをカップ麺で再現したものがありますが、今回新たなコロッケそばのカップ麺「縦型ビッグ ほくほくとしたコロッケそば」が発売されたとのことなので、購入し試食してみました。

「縦型ビッグ ほくほくとしたコロッケそば」 新発売のお知らせ

今回はどんぶり型の広口タイプでは無く、縦型になっています。

原材料はこちら。今回もやはりコロッケは「かやく」扱いで、コロッケの中身が何なのかは不明。

栄養成分はこちら。1食(92g)当たりのカロリーは418kcal。

調理方法はこちら。熱湯はコロッケの上からかけるとのこと。

フタを開けるとかやくが入っていますが、このかやくはもちろんコロッケです。

開けるとこんな感じ。チキンナゲットのような見た目。

そばの上に設置して……

お湯を注ぎます。

3分後にはコロッケはお湯を吸って、ふんわりとした見た目に変身。

「どれどれ」とコロッケの感触を確かめようとしたら、あまりにもふんわりとし過ぎており、ご覧の通りの有様に。。

触れば触るほどにコロッケの原型が崩れていきます。一体どうすればいいのか……

かろうじて麺と一緒にコロッケを持つことに成功。ということで麺と一緒にいただきます。コロッケは油の飛んだ揚げ物のスカスカとした食感で、味は肉の風味がほのかに感じられます。コロッケの味を楽しむというよりは、濃いスープの味を染み込ませた揚げ物のふにゃふにゃとした衣を味わうというのがいいのかも知れません。

なお、縦型だと底にある具が取り出しにくく、終盤ちょっと苦戦します。

コロッケそばを食べ慣れている人には、カップ麺という制限の中で本来の味を再現しようと試みた「縦型ビッグ ほくほくとしたコロッケそば」の苦心さ加減が理解できるはずですが、コロッケそば初心者の人はまずはカップ麺では無いコロッケそばを食べてから、チャレンジしてみた方が無難です。

というのも、コロッケそばは「どのようなコロッケを入れるか」によって味が大きく左右されることが多いため。できれば買ってきたコロッケをオーブントースターなどでカリっとした衣にしてからそばにいれることで汁がしみこみ、口の中に入れるとじゅわーっとうまみ染み出しつつも、ほくほくとした感じが味わえます。だからといってあまりにも上等なコロッケだと「ん？」となり、適度に安物のコロッケ、だがしかし手抜きではないコロッケが求められます。

そのあたりのさじ加減を考えると、今回の「縦型ビッグ ほくほくとしたコロッケそば」が狙ったラインというものが、なんとなくわかるはずです。