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マイケル・ベイが「タートルズ」をエイリアンという設定でリメイクか


マイケル・ベイ率いる映画製作会社プラチナム・デューンズは次に「ニンジャ・タートルズ」の新作を制作することが決定していますが、その基本設定として、タートルズをエイリアン(宇宙人)として描くことが、ベイ自らの口から明らかになりました。

Michael Bay's Teenage Mutant Ninja Turtles aliens? | PopWatch | EW.com



プラチナム・デューンズ(Platinum Dunes)はマイケル・ベイがブラッド・フラーやアンドリュー・フォームとともに2001年に設立した映画製作会社で、これまでに2003年公開の「テキサス・チェーンソー」、2009年公開の「13日の金曜日」、2010年公開の「エルム街の悪夢」などを制作してきました。これらはいずれも過去のホラー映画のリメイクでしたが、2013年クリスマスに公開予定の新作は「The Teenage Mutant Ninja Turtles reboot」、つまり「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」のリメイクということになります。

ホラー映画ではない本作について、マイケル・ベイはニコロデオンのプレゼンテーションに出席し、「この映画を観れば子どもたちはいつか本当にタートルズが現れるのではないかと思うはずです」と語り、「タートルズはエイリアン(宇宙人)で、タフで、最先端で、ファニーで、パーフェクトに愛らしい存在です」と述べました。


オリジナルの設定では、タートルズは4匹の子ガメが下水道に落ちて、ミュータンジェンという薬品に触れたことで変身した姿ということになっており、特に宇宙とは関係がありません。

タートルズの武術の師匠であるスプリンター先生は原作コミックと2度のアニメ版で設定が微妙に異なり、原作と新作アニメ(アメリカで2003年に放送され、日本では2007年に放送されたもの)では日本人忍術家に飼われていたネズミがミュータンジェンの力で変身したものですが、1987年版アニメ(日本では1991年と1993年~1995年に放送されたもの)では下水道でネズミといっしょに暮らしていた武道家がミュータンジェンの力でネズミっぽく変身したものという設定になっています。本作でスプリンター先生がどうなるのかは不明。

1987年版アニメのオープニング映像。タートルズの姿はコミカルに描かれており、NHK衛星での放送時には「アイドル忍者タートルズ」というタイトルがつけられていました。
Teenage Mutant Ninja Turtles Intro - YouTube


2003年版アニメはこんな感じ。タートルズの目が白目のみで描かれるようになってアメコミ寄りになり、性格も微妙に変わっていますが、軽いノリは変わっていません。
[Karaoke] TMNT Japanese Opening 1 - YouTube


2007年にはCGアニメで映画「TMNT」が制作されていますが、日本で劇場公開されることはありませんでした。ちょうど上記の2003年版アニメを輸入したものが2007年に放送されていたので、時期的には悪くなかったはずなのですが……。

今回の「タートルズは宇宙人」という設定について、EW.comでは「マイケル・ベイはコミックを映画化する際の最大の悪夢を生み出すかも知れない」とコメント。メディアミックス時に原作の設定が改悪されてしまう、いわゆる「原作レイプ」になるのかどうか、実際に映像が出てきたときのファンの反応が待たれるところです。

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in 動画,   映画,   マンガ, Posted by logc_nt

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