レビュー

真っ二つにしてコンパクトに収納できるステンレスと竹でできたお箸「和武器」


食器にもかかわらず「武器」という名前がついており、なおかつグッドデザイン賞も受賞している携帯用のお箸「和武器」(税込み3800円)は一体どんなクオリティーに仕上がっているのか、そして使い勝手はどうなのか、携帯性はどれぐらいなのか、それらを実際に購入して確認してみました。

パッケージはこんな感じ。製造元はスノーピークという日本のアウトドア用品メーカーです。


L(写真上)とMの2つのサイズがあります。


Lサイズを手に持ったところ。結構大きめなのでよほど手が大きいか、菜箸として使う場合以外は男性でもMサイズを選んだほうが無難です。なお、モデルは身長175センチの男性で、平均的な手の大きさです。


重心はかなり後ろです。最初持ったときはやや違和感を覚えましたが、実際に食事を始めてしまえば気にならないレベルでした。


先端は竹でできています。


持ち手の部分はステンレス製。四角くなっているので転がりにくいのが魅力。古いモデルはAmazonのレビューで「金属部分が丸く会社の食堂やハイキングの山中で何度も転がり汚れました」と書かれていたのですが、最新版ではきっちり改良しているあたりにスノーピークの心意気が感じられます。


重量はMサイズが27グラム。


Lサイズでも重量は29グラムで、Mサイズとわずか2グラムしか差がありません。


ちなみに、一般的な割り箸は4グラムです。


長さはLサイズが約22.5センチでMサイズが20.5センチ。


こんな感じでふたつに分けることができます。


接続部分はネジ式です。


ステンレス製の持ち手の後ろに付いているキャップも取り外せます。


キャップにもネジの溝があり箸の先端はこちらにも取り付けることが可能。


こうして持ち手の中に収納すれば内壁に触れることなく固定できるので、スグに洗えない場合でも衛生的。キャップの部分にはゴムのパッキンがついているので、押し込むだけでピッタリと固定できます。



収納時の長さはLサイズが約12.5センチでMサイズが11.3センチ。


ちなみに、Mサイズの収納時の長さはだいたい「iPhone 4S」と同じです。


「帆布」と呼ばれる丈夫な布でできたケースが付属するので携帯に便利。


ケースのふたにはベルクロ付き。持ち歩く際にもお箸が飛び出す心配がありません。


それでは、実際に食事に使ってみましょう。

最初はご飯。ごく普通の使用感です。ステンレスのパーツがあるので割り箸よりやや重く感じますが、疲れを感じることはありません。


次は海老です。箸の先端はツルツルしているので滑りやすそうですが、しっかりつまめています。


今度は「ファミチキ」。油ものでも滑ることはありません。


コーンにもトライ。小さなものでもしっかり挟めています。


最後はラーメンです。角度次第では麺がするりと落ちてしまいますが、写真のように約45度位までであればキープ可能。


勢いよく流れる水で洗っても、空洞になっている持ち手の中に水が入る事はありませんでした。


実際に使ってみると、四角いので転がりづらい、iPhone並に小さくなるので持ち運びがラク、収納したときに箸の先端がケースに触れず衛生的といった細かい作りの良さはが分かり「これならグッドデザイン賞受賞も納得できる」というクオリティーでした。ただし、質実剛健なアイテムの多いスノーピークらしく重量は割り箸の約7倍になるので、登山などで荷物を極限まで軽量化したいウルトラライト指向の人には不向き。会社や学校に持って行くお弁当とセットで使う際や「コンパクトさにこだわる」「使い捨ての箸は使いたくない」と言う人は購入を検討してみる価値のある製品です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
箸とフォークが合体した「Chork」 - GIGAZINE

食にこだわる玄人向けのハイスペックなフォークいろいろ - GIGAZINE

食器用スポンジをキレイに保つ方法 - GIGAZINE

鉄製フライパンの3分の1、とにかく軽いチタン製フライパンを使ってみた - GIGAZINE

in レビュー,   ハードウェア,   デザイン, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.