メモ

1362万本の木を犠牲にして作られたクーポンのうち使用されるのはわずか1%


夕方にカラオケ店や居酒屋の前を通ると「クーポンありますよ」と、持って行けばすぐに使えるクーポンを配っている光景が見られます。これに限らず、スーパーで買い物をしたり、飲食店で飲み食いをしたり、街角で配っているティッシュやチラシを受け取ったりすると、割引クーポンをもらうことができます。

うまく集めて利用している人もいますが、多くの人は結局使うことなくゴミ箱に捨てているのではないでしょうか。クーポンサイトのSavingStarがまとめた情報によると、大量に発行されているクーポンのうち、実際に使用されているのはわずか1%だけだったそうです。ちなみに、ここでのクーポンとは新聞折り込みのクーポンチラシを指します。

まず、クーポンを作るためには印刷するための紙が必要なので、森林の伐採が行われます。毎年、クーポンのために消費される樹木の数は1362万本にもなっています。


木材は製紙工場に運ばれます。1362万本の木からは2億2700万ものロール紙ができ、1135億枚の紙へと姿を変えます。地球の人口がまもなく70億人なので、すべての人に16枚ずつクーポンを配ったとしてもまだ余る計算です。


2009年は3110億枚、2010年には3320億枚のクーポンが印刷されました。


クーポンは1000以上ある新聞の印刷工場へ運ばれて新聞に折り込まれたり、あるいは紙面に印刷されたりして、家へと届けられます。


しかし、このクーポンのうち99%は使われることなく捨てられています。


この未使用クーポンの山は、毎週貨車20両分の量にもなります。


運の良い1%のクーポンだけがお店で使われるわけです。


「1300万本の木から」と言われてもまったくイメージの沸かない数ですが、日本で例えると、新宿御苑の樹木の数が1万本強なので、新宿御苑1300個分。とにかく広いということだけはわかりました。

by Dexs

また、ニューヨークのセントラルパークは59万本だそうです。

by saxcubano

クーポンをよく出している企業といえばマクドナルド。すべて携帯電話やスマートフォンの画面提示でOKにすれば紙のクーポンは必要ない気がしますが、そのあたりについて聞いてみたところ、紙のクーポンを店頭で回収しなければならないルールになっているため、携帯電話の画面提示だけではお受けすることができないとのこと。ルールはクーポンの利用枚数を数えたりするためですが、その詳細は窓口ではわからないとのことでした。現在、スマートフォンへのアプリ対応を進めているが、進歩が早すぎて追いついていない部分があり、ご不便をおかけしていると思う、とのことでした。

このインフォグラフィックの全体は以下リンク先から見ることができます。

Paper Grocery Coupons - 1 Million Trees Destroyed Each Month | SavingStar

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in メモ, Posted by logc_nt

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