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KDDI版Galaxyシリーズか?Samsung製の新スマートフォンの存在が明らかに

By liewcf

Samsungの発売しているスマートフォン「Galaxy」シリーズは世界的ヒットを記録している端末で、現在「iPhoneの露骨なコピーである」と主張するAppleと知的財産権をめぐる泥沼の法廷闘争が繰り広げられていることでも有名です。

Galaxyシリーズは日本国内ではNTTドコモによる1社独占提供で、最新OS「Android 4.0」を搭載した「Galaxy Nexus」もNTTドコモから発売されることが決定していますが、なんとKDDI版Galaxyシリーズとおぼしきスマートフォン「SCI11」の存在が明らかになりました。

◆「SCI11」が認証される

(PDFファイル)Wi-Fi Certified Interoperability Certificate


無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした業界団体で、無線LAN製品の認証なども行っている「Wi-Fi Alliance」の公式ページによると、2011年10月24日付けでSamsung電子のスマートフォン「Galaxy」シリーズとおぼしき端末がコードネーム「SCI11」として認証を受けています。

◆「SCI11」はKDDI向けGalaxyシリーズか


ここで気になるのが「SCI11」というコードネームですが、未発売の端末に「○○I11」という形のコードネームを採用しているのはKDDIで、実際に「htc EVO WiMAX ISW11HT」は「HTI11」、「MOTOROLA PHOTON ISW11M」は「MOI11」といった割り当てが行われています。

また、同社の公式ページに掲載されているオンラインマニュアルも、URL末尾に端末の型番ではなく、「HTI11」「MOI11」というコードネームが採用されているため、「SCI11」はKDDI版Galaxyシリーズであるとほぼ断定できます。

KDDI au: オンラインマニュアル > ISW11HT
http://www.au.kddi.com/manual/hti11/

KDDI au: オンラインマニュアル > ISW11M
http://www.au.kddi.com/manual/moi11/

◆KDDI広報部に問い合わせてみた

なお、この端末が本当にKDDI版GalaxyシリーズなのかどうかをKDDI広報部に問い合わせてみたところ、「発表前の端末のコードネームについてコメントすることは通常無いため、ノーコメントとなります」という回答でした。

◆他社と異なり、2012年春モデルを発表していないKDDI

NTTドコモやソフトバンクモバイルが2011年秋冬モデルおよび2012年春モデルを発表した中、2011年秋冬モデルのみの発表にとどまり、2012年春モデルを唯一発表しなかったKDDI。つまり秋冬モデルが出そろう年明け以降に発表を控えている「弾」がまだ残っているわけです。

すでにKDDIはソフトバンクモバイルからiPhoneとHTC製のハイエンドスマートフォン、そしてNTTドコモからは人気シリーズの国内向けモデル「Xperia acro」を自らのラインナップに加えることに成功し、今やAndroid、iPhone、Windows Phoneの3つを唯一扱うキャリアへと進化。今後ラインナップにGalaxyシリーズが加わるのであれば、同社の新たなキャッチコピー「未来は、選べる」がますます現実味を帯びることになります。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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