取材

女子高生向けなのにデュアルコア搭載の「HONEY BEE 101K」フォトレビュー


先ほどお届けしたムービーレビューに続いて、本日行われたソフトバンクモバイルの2011年冬春モデル発表会で発表された「HONEY BEE 101K」のフォトレビューをお届けします。

女子高生を中心に高い人気を誇る、2台目需要を意識して機能を絞った京セラのPHSシリーズ「HONEY BEE」をスマートフォンにしたのが「HONEY BEE 101K」ですが、デュアルコアCPUを搭載し、下り最大21Mbpsの「ULTRA SPEED」に対応するなど、女子高生をターゲットにしたデザインからは想像できないスペックなのが特徴です。

発表会のタッチアンドトライ会場でひときわ異彩を放つ「HONEY BEE 101K」ブース。インパクト大なこの機種の実機を触ろうと報道陣が常に群がっていたため、狩りの後のような状態になっていますがあまり気にしてはいけません。


これが「HONEY BEE 101K」本体。ビビッドでスイーツを思わせるピンクが印象的ですが、そんなかわいい見た目とは裏腹に3.5インチワイドVGA(800×480)液晶、ルネサスエレクトロニクス製のデュアルコアCPU「MP5225(1.2GHz)」搭載とかなりハイスペック。


何と言っても特徴的なのがこのハードウェアキー。一般的なAndroidスマートフォンでは「ホームボタン」「戻るボタン」「メニュー」の3種類が設置されている程度ですが、フィーチャーフォンのテンキーに慣れた女子高生や若い女性にも直感的に操作が可能なように、5つものキーがぎっしり詰め込まれています。

左から「電話」、「メニュー」(Menuの頭文字のMを図案化)、家の形をした「ホームボタン」、「戻るボタン」、そして「メールボタン」。ぷっくりとした質感で、端末をシールでデコったような雰囲気を放っています。


いわゆる「自分撮り」に使うインカメラの画素数は、前面に取りつけるものとしては破格の200万画素。ものすごくきれいに自分の顔が撮れるというわけで、記念撮影をしたい女子の気持ちをくんで取りつけられたものと言えます。


その「自分撮り」というのはどういうことかというと、こういうことです。インカメラを使うと液晶に映る自分の表情が分かるので、感覚としてはプリクラ撮影に近いもの。ちなみにこれは発表会中突如始まった、「女子向け」スマートフォン紹介時のパフォーマンスの一幕。


背面には500万画素カメラ。その他にもIEEE802.11 b/g/n対応無線LAN、赤外線通信機能、GPS、Bluetoothを搭載。下り最大21MbpsのHSPA+と上り最大5.8MbpsのHSUPAに対応。IPX5/7相当の防水性能を兼ね備えているなど、見た目からは想像できない高機能さです。


スピーカーも星の形になるようホールを配列するなど、ありとあらゆる所にかわいさを散りばめており、どこにもぬかりはありません。


左側面には電源ボタン、音量調節ボタンが、機能性を確保しながらも見た目にキャッチーな色や質感で取りつけられています。


右側面にはカメラの形のシャッターボタンとmicroUSB端子。


上部にはイヤホンジャックとストラップを取りつけるためのホールがあります。スマートフォンにはストラップホールがない物の方が多いですが、メインターゲットの女子高生はフィーチャーフォンに必ずと言っていいほどストラップをつけているところをばっちり押さえています。


底面はすっきり。


電池容量を確認しようとフタを開けてみたところ、何と電池パック自体も本体と同じピンクで、ハチのおしりのイラストが描かれていました。ここまで徹底的にかわいくデザインされているともはやお手上げというか、参りましたと言うほかない状態。


あまりのことに仰天して忘れかけていましたが、バッテリー容量は1240mAhです。


カラーバリエーションは5種類で、左からホワイトピンク、ピンク、グリーンイエロー、ブルー、ブラック。ホワイトピンクとグリーンイエローは、WILLCOMで展開されてきたHONEY BEEシリーズの大きな特徴である、ポップではっきりとした色を同居させたツートンカラーを採用しています。そのため、前面と背面ではカラーが異なるというわけです。


女子っぽさフルスロットルな機種を手厚く取りそろえたためか、「女子向け」スマートフォン特設ブースではコンパニオンさんも普段の新機種発表会とは一風変わった衣装でお出迎え。


ふんわりとスイートな雰囲気のファッションと、まるでストロベリー味のお菓子のようなピンクがばっちりマッチしています。


好きなデザインの背面カバーを注文できるサービス「カバコレ」にも、HONEY BEE専用デザインがお目見え。ハチのマスコットが大きくあしらわれたものから、ストライプやハート柄などまるで雑貨のような図柄まで、10種類ものデザインが用意されているので、人とはちょっと違った物を持ち歩きたいというニーズにも対応できるようになっています。


これまでデザイン性と言うよりは高機能性をメインにしのぎを削ってきたスマートフォン市場に、あまりにも鮮烈な一撃を加えた「HONEY BEE 101K」は、2011年12月下旬以降発売予定です。これだけエッジの効いた商品なだけに、メインターゲットの女子高生以外にも受け入れられるポテンシャルを秘めているように感じられました。

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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