アート

街中に高さ13mの巨大ウサちゃんが出現、作者は巨大アヒルと同一人物


大阪・堂島川に浮かんでいた巨大アヒル「ラバーダック」はその圧倒的存在感で多くの人に強烈な印象を残したアート作品。その作者であるFlorentijn Hofmanさんが、新たに巨大なウサギを制作し、スウェーデンの街中に設置。巨大アヒルの時とは異なり陸地に置かれているのですが、相変わらず周囲の景色にものすごい違和感を与える程の存在感を放っています。

florentijn hofman: big yellow rabbit

Artworks ~ OpenART in Örebro, Sweden

Florentijn Hofman

この巨大なウサギが置かれているのは、スウェーデンのエレブルー市中にある広場。現在開催中の屋外芸術を中心とした芸術祭「OpenART」のために作られた作品です。


高さは13mという巨大さんで、奥行きと幅はともに16mとなっていますが、幅をとっているのはどう見ても大きく広がっている長い耳。あえて直立した普通の姿勢ではなく、ひっくり返っているがゆえに間抜けな感じがプラスされています。


子どもがそばに立つと、その巨大さはいよいよ際立ちます。子どもがぎゅっと抱きしめたくなるウサギのぬいぐるみと同じく愛らしい見た目なのですが、大きさが変わるとその印象はがらりと変わってしまう……というのが作品のコンセプト。


だらんとした姿勢で広場を占拠しています。


作品名は「Stor Gul Kanin」。スウェーデン語で「大きな黄色いウサギ」という意味です。


ウサギと目が合ったような気になれる1枚。


真上から見たところ。なぜかいけないことをしているような気になりますがきっと気のせいです。


ごろんとひっくり返っているのですが、そのでっぷりとしたおしりの先には銅像が。


この広場にもともと設置されていたEngelbrekt記念像が、背後に突如現れた巨大なウサギのおしりに仰天しているかのように見えてきます。作者の狙いとして、この銅像の見え方をウサギの出現によって変化させるというものもあるので、その狙いは見事成功しているようです。


通りの向こうから眺めてみると、街並みとはまったく溶け合っていない黄色い物体が見えてきます。


もう少し近づくとウサギのフォルムもしっかり目視可能。周囲の教会やシックな建物とはまったく溶け合わない、その暴力的なまでの愛らしさがちょっとクセになってきます。


材料はコンクリート、金属、木材など。細長い板材を骨組みの上からはりつけています。たくさんの資材をはりつけて、張りぼての要領で作りあげているようです。


製作中の様子を撮影したムービー。6月の段階で骨組みができあがっているので、この状態でもウサギだということは確認できます。

Florentijn Hofman-Big Yellow Rabbit OpenArt 2011,Örebro- arbete pågår ! Work in progress - YouTube


Hofmanさんがこれ以前に作った作品で、日本にも2度上陸しているのがこの巨大アヒル「ラバーダック」。


大阪の街並みを突如侵略したアヒルのことを覚えている人も多いかもしれません。


巨大な黄色いウサギは芸術祭の会期中の展示となるようですが、巨大アヒルのように日本にも展示され、どこかの街中に唐突に現れてほしいものです。

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in 動画,   アート, Posted by darkhorse_log

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