菅直人首相が退陣を正式表明

菅直人首相が本日8月26日の民主党役員会において、退陣を正式表明しました。

【菅首相退陣】菅首相が退陣を正式に表明「お世話になりました」 - MSN産経ニュース

首相、退陣を正式表明「約束したように降りる」 : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

時事ドットコム：小沢氏、前原氏支持せず＝首相が正式退陣表明－代表選事実上スタート・民主

菅直人首相は、本日午後に行われた民主党役員会の席において、退陣条件としていた特例公債法と再生可能エネルギー特別措置法が参院本会議で成立したことを受け「約束したように代表の座を降りる。新代表が決まれば総理の座も辞す」と発言し、正式に退陣を表明しました。

菅首相の在任期間は2010年6月8日からの444日。前任の鳩山由紀夫氏の在任期間である258日よりも長く、短命内閣と呼ばれる歴代総理よりは長期にわたる期間となりました。

両院議員総会はこれを了承。代表選を27日に告示、29日投開票の日程で行うことを決定し、選挙戦が事実上スタートするとのこと。後任に関しての動向としては、小沢一郎元代表が前原氏が人事などで従来の「脱小沢」路線を抜本的に転換する考えはないと判断し、すでに出馬を表明している前原誠司前外相を支持しない考えを周辺に伝えました。このため、代表選は菅政権を支えてきた「主流派」を基盤とする前原氏の陣営と、党内最大の小沢グループが全面対決する見通しが強まっています。

小沢グループが支援する候補についてはまだ明確になっていませんが、グループ内からは「鹿野道彦農林水産相となるのではないか」との声が上がっているほか、一部には、西岡武夫参院議長を擁立する動きもあるということです。

代表選に立候補する姿勢を示しているのは前原氏のほかに鹿野道彦農林水産相、野田佳彦財務相、海江田万里経済産業相、そして小沢鋭仁元環境相の5名。さらに馬淵澄夫前国土交通相、樽床伸二元国対委員長が出馬に意欲を示していますが、党内には候補者調整を模索する動きがあり、立候補に必要な推薦人集めの状況や党内情勢を見極めて最終判断がなされるとみられています。