大砲で撃たれても大丈夫、史上最強のお腹を持つ男「フランク・リチャーズ」
「フランク・“キャノンボール”・リチャーズ」は1887年に生まれ、カーニバルで芸を披露するなどして20世紀前半に活躍したパフォーマーです。彼のウリは「史上最強」とも言われる強固なお腹。あおむけに寝た彼の腹に成人男性がジャンプして乗ったり、木の板やスレッジハンマーを腹めがけて振り下ろしたりしても平気だったそうです。さらには、このお腹に重さ約47kgもの砲弾を食らっても耐えぬくことができました。
とはいえ、決して痛みを感じなかったというわけではなく、大砲をお腹に受けるパフォーマンスは1日に2回のみと制限していたそうです。なお、デンプシー・ロールというボクシングの必殺ブローを編み出したジャック・デンプシーのボディブローすら受け止めています。
Frank "Cannonball" Richards - Wikipedia, the free encyclopedia
以下のムービーは、1932年に行われた大砲をお腹で受け止めるパフォーマンスの様子です。ちなみに、大砲に撃たれる瞬間の映像はハードロックバンド「ヴァン・ヘイレン」による11作目のスタジオ・アルバム「ヴァン・ヘイレンIII」のジャケットに使用されています。
Frank 'Cannonball' Richards - YouTube
このふっくらとした男性が「フランク“キャノンボール”リチャーズ」。
人々が列を作り、順番に彼のお腹へパンチしていきます。
まったくこたえている様子を感じさせない余裕の表情。
体重をかけた一撃でも彼を参らせることはできません。
場面が変わり、大砲が現れました。
砲弾をセッティング中
眼鏡をかけて真剣な表情
「カモーン」という感じで大砲の発射を待ちます
大砲が放たれ、砲弾がリチャーズのお腹を直撃。さすがの彼も倒れ込みました。
しかし、すぐに立ち上がります。
別の角度からもう一度
砲丸が飛んできて……
お腹にクリーンヒットし、後ろへ吹き飛ばされます。
そして尻もちをつきますが、すぐに立ち上がりました。
続いて人々のパンチをお腹で受けとめるシークエンス。
素早いパンチが何十発も打ち込まれますが、特に影響は無いようです。
今度はハンマーのようなものでたたいています。常人ならとても耐えられそうにありません。
次はジャンプ。大人の男性たちが次々とリチャーズのお腹にジャンプして乗っかりますが、リチャーズはどこ吹く風といった感じでまったく平気。
そしてまた大砲のパフォーマンスです。
スタンバイができたら……
即発射!
やはり衝撃で後ろへ吹き飛ばされますが、即座に立ち上がる辺りからは余裕が感じられます。
別の角度からもう一度。確かにお腹で砲弾を受け止めています。
そしてまたしてもハンマーでたたかれるリチャーズ。
今度はイスでたたかれますが……
イスの方が破壊されて終了です。
これだけのパフォーマンスを見せたフランク・リチャーズは1969年、81歳で亡くなりました。ほかの人では到底まねできないハードなパフォーマンスを続けた人生でしたが、意外と長生きだったようです。
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