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任天堂の株価がストップ安を記録、販売減や赤字見通しなどが影響か


任天堂が「発売前と現時点で大きく状況が変わり、今思い切った手を打たなければ、多くのお客様にニンテンドー3DSを楽しんでいただく未来がつくりだせない可能性が高まったと判断したため」として、ニンテンドー3DSの本体価格を1万円値下げすることを昨日表明しましたが、発表から一夜明けた本日、同社の株価がストップ安を記録しました。

任天堂(株)【7974】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス


本日7月29日の株式市場によると、午前9時47分に前日終値が1万4100円だった任天堂の株価が前日終値と比べて3000円安、年初来安値となる1万1100円まで下がり、ストップ安を記録しています。

このような大幅安となった原因についてですが、為替相場が想定を上回る円高で推移していることや、WiiやニンテンドーDSシリーズの販売台数落ち込み、そしてニンテンドー3DSの1万円値下げを受けて(PDFファイル)2011年4月~9月期の業績予想が180億円の黒字から350億円の赤字に転じたことが大きく影響したと考えられます。

任天堂にとって逆境に見える状況ではあるものの、先日、11月にニンテンドー3DS専用ソフト「スーパーマリオ3Dランド」、12月に「マリオカート7」と、人気のマリオシリーズを連続でリリースすることが決定されたため、3DS本体の値下げと合わせて、年末商戦で大きな存在感を発揮することが期待されそうです。

・11:28追記
任天堂(株)【7974】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス


なお、大証でも午前9時49分に前日終値1万4000円から2990円安、年初来安値となる1万1010円を記録。ストップ安とはなっていませんが、やはり市場へのインパクトは非常に大きなものであったことが分かります。

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in ゲーム, Posted by darkhorse_log

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