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一世を風靡したMD(ミニディスク)の最終進化形「Hi-MD」が出荷完了へ


1992年に発売され、従来のアナログカセットよりも高音質でコンパクトなことから、若年層を中心に普及したMD(ミニディスク)ですが、MP3ファイルに対応し、パソコンとの親和性が高いフラッシュメモリプレーヤーが普及し始めたことで衰退しました。

しかしMD自体はオーディオコーデックに「ATRAC3」を採用することで長時間録音に対応するなどの進化を遂げ、2004年にはその最終進化形となる「Hi-MD」が発売されましたが、ついに出荷完了することが明らかになりました。

お知らせ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN “ウォークマン” | ソニー


ソニーのプレスリリースによると、同社は2011年9月にHi-MDウォークマン「MZ-RH1」本体を、2012年9月にHi-MDディスク「HMD1GA」の出荷を完了するそうです。

「Hi-MD」| "Hi-MD"フォーマットについて。


Hi-MDは従来のMDと同じサイズのディスクに1GBの記録が可能になるという規格で、ATRAC3およびATRAC3plus、そしてMP3、リニアPCMに対応。従来のMDではサポートされることが少なかった、音楽以外の画像やテキストといったデータファイルを記録することも可能なメディアとなっていました。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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