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リコーがPENTAXを買収、デジカメ事業強化へ


本日、リコーがPENTAXを買収することが発表されました。現在PENTAXはHOYAの事業の一部として展開されていますが、HOYAを買収するのではなくPENTAXイメージング・システム事業の買収だとのことで、今後、リコーはデジカメ製品などで、HOYAは内視鏡で、それぞれPENTAXブランドを使用していくことになるそうです。

リコーによるHOYAのPENTAXイメージング・システム事業の買収合意について / ニュースリリース | リコー


リコーというと複写機・複合機メーカーのイメージが強いですが、もともと1936年の創業からカメラ製造を行っており、1995年にはいち早くデジタルカメラを発売、現在も高級コンパクトカメラをリリースしています。

HOYAは2008年3月31日付けでペンタックスを吸収合併し、PENTAXイメージング・システム事業を展開してきましたが、経営資源の選択・集中に取り組むため、今回、事業をリコーに譲渡することで合意したとのこと。なお、PENTAXイメージング・システム事業以外のデジカメのモジュールやDVD用ピックアップレンズ、内視鏡、人工骨、音声合成ソフトウェアの事業についてはHOYAが引き続き展開します。


デジカメ市場はまだ歴史が浅く技術革新や進化の可能性を秘めていますが、市場の競争環境は厳しく、リコーは成長機会を探索していたとのこと。リコーでは長年コンシューマ事業の確立が課題となっており、今回の買収によって、コンシューマに注目した商品サービスの提供を進めていくことになるようです。

今後はレンズ交換式カメラでの事業強化(ラインナップやレンズ群拡充)、デジカメを用いたイメージ・アーカイビング事業への参入の検討などが行われます。

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in メモ, Posted by logc_nt

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