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泥酔した母親に置き去りにされた赤ちゃん、犬に守られ九死に一生を得る


ロシア・サラトフで、夜の公園に置き去りにされた生後3ヶ月の赤ちゃんが、ペットの犬に守られて命を救われるという事件が発生しました。

Dog guards forgotten baby overnight - RT

母親のOlgaさん(22)が後日供述したところによると、事件当日、彼女は自分の息子・VadimちゃんとロットワイラーのLadaと一緒に公園を散歩していたときに、友人と偶然出くわしました。「2、3杯飲もう」ということで意気投合した2人はそのまま飲みに出かけ、Olgaさんは数杯ビールを飲んで、泥酔して帰宅。


次の日の朝になって、Olgaさんは一緒に出かけたはずの息子と犬がいないことに気づき、最悪の事態を想定して両親を呼びました。Olgaさんの母親は、その時の様子について、「娘はパニックに陥っていて、『息子が盗まれたの!』と金切り声を上げていました」と証言しているため、Olgaさんは混乱して息子が誘拐されたと思っていたようです。両親はまず娘の友人たちに手当たり次第電話をかけ、その後新聞社に事の顛末を伝えるに至りました。

それから、Olgaさんの父親が娘が最後に訪れた公園を探しに行ったところ、乳母車で寝ているVadimちゃんと、その隣に寄り添うLadaを発見して保護しました。

近所の人の証言によれば、「赤ちゃんはずぶ濡れでおなかをすかせていて、涙で顔をぐしゃぐしゃにした状態で見つかりましたが、怪我もなく、健康状態も良好だったのは本当に不幸中の幸いです。あの日は気温が高かったので風邪を引いたりせずに済んだこと、そして犬が赤ちゃんに見知らぬ人間を近づけまいと一晩中見はっていたことが功を奏したのでしょう」とのことで、当日の気候と犬のLadaの献身的な警護が、Vadimちゃんの命を救ったと言えそうです。

ちなみにロットワイラーはこんな感じの犬。主に番犬として人気が高く、交配によってドーベルマンを生み出した際に大きな役割を果たした犬種です。

by Alienswede

Olgaさんには、子どもに対する監督責任を放棄した罪について、何らかの罰が与えられることが検討されているとのこと。現状、Vadimちゃんの世話は彼女ではなく、彼女の母親が代わりに行っています。

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in メモ,   生き物, Posted by darkhorse_log

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