ソフトバンクの累計契約数が3000万件を突破、ウィルコムと契約数を合算

ソフトバンクモバイルが累計契約数が3000万件を突破したことを発表しました。

100％出資子会社となったウィルコムと合算した契約数ですが、2位のKDDIに迫る数値となっています。

ソフトバンクモバイルとウィルコムの累計契約数が合計3,000万件を突破 | ソフトバンクモバイル株式会社

ソフトバンクモバイルのプレスリリースによると、ソフトバンクモバイルとウィルコムの合計累計契約数が2011年6月19日（日）に3000万件を突破したそうです。なお、2011年5月末現在のKDDIの契約数は3325万（出資しているUQコミュニケーションズを追加すると約3422万）。

2006年4月に携帯電話事業に参入して以来、ソフトバンクは「3Gネットワークの増強」「3G端末の充実」「コンテンツ強化」「営業体制／ブランド強化」に注力し、2007年1月に提供開始した料金プラン「ホワイトプラン」が多くのユーザーから支持された結果、2007年5月に初の月間純増契約数1位を獲得。2008年7月にiPhoneの販売を開始してから勢いをさらに加速させ、2008年から2010年にかけては3年連続年間純増契約数1位を獲得し、2011年3月には累計契約数が2500万件を突破しています。

また、2010年12月にソフトバンクグループとして新たなスタートを切ったウィルコムも「だれとでも定額」などの効果で新規契約数を順調に伸ばしており、2011年2月にPHS単独での純増を21ヶ月ぶりに達成。さらに2011年5月には13年11ヶ月ぶりに10万件を超える月間純増契約数を獲得したとしています。

ちなみにプレスリリースでは『「だれとでも定額」など』として、詳細は触れられていませんが、ウィルコムが大きく純増した背景には、1台契約しているともう1台の月額利用料が無料になる「もう1台無料キャンペーン」の存在が大きいと考えられます。

5月31日付けで1台契約すると2台が無料になるように拡充されたため、1人のユーザーから最大3契約を獲得できるという、グループ全体の契約数を押し上げるという点においても非常に大きな意味を持つキャンペーンなわけですが、先日発表された実質7200円で購入できる「DELL Streak」と「X PLATE」のセットを「もう1台無料キャンペーン」を利用して新規契約した場合、1ユーザーからウィルコム3契約、ソフトバンクモバイル1契約（「DELL Streak」の3G回線はソフトバンクモバイルであるため）の合計4契約をグループ全体で獲得できるため、ソフトバンクモバイルは契約数で他社と勝負するにあたって、大きな推進力を得たということになります。