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「カーチャン、オレ、やせたよ……」、母の遺言をきっかけに体重を100kg以上減らして脱引きこもりに成功した男性


太りすぎて外出することもままならず引きこもり生活を送っていた23歳の男性が、ガンで亡くなった母親の遺言を受け、自身の体重の約半分にあたる100kg以上もの減量に成功しました。

ビフォーアフターの比較写真を見ると、とても同一人物とは思えない変身ぶり。これだけの減量を行うのはやはり一筋縄では行かず、難航した時期もあったのですが、陸軍のブートキャンプに参加したことではずみがつき、わずか1年で目標を達成できたそうです。


100kg以上の激やせを達成した男性の体験談は以下から。Alex Respess, 23, loses almost half 459lbs body weight in just a YEAR | Mail Online

Alex Respessさん(23)は、ガンとの闘病生活の末に亡くなってしまった母親が、いまわの際に残した遺言をきっかけにダイエットを始め、たった1年間で彼のもとの体重459ポンド(約208kg)の約半分にあたる約100kg以上を減量することに成功しました。

生前、お母さんと撮影したツーショット写真。


彼はあまりにも不健康な生活を送ってしまったが故に、熱狂的な野球ファンであるにもかかわらず自分が野球をすることが難しい体形になってしまい、外食に出かけた先のレストランで腰掛けたイスを壊してしまって以来、恥ずかしさのあまり外出することもできなくなってしまったのだとか。

「僕は以前、とても内向的な性格で、まったく外に出たりしませんでした。でも、今なら誰とでも話ができて、それ以外のことも何だってできるような気がしています」とAlexさんは語っています。

ダイエットを決行するにあたり、彼はまず個人トレーナーのChris Powellさんに、自分のトレーニング指導をしてほしいという手紙を送りました。ChrisさんはABCのテレビ番組「Extreme Makeover」上で彼のトレーニング指導をすると回答。そして猛烈なダイエットが始まりました。

トレーナーのChris Powellさん(左側)とAlexさん。


ダイエット開始前は、あまりに太っていたためにお風呂場には横を向いた状態でしか入ることができなかったというAlexさん。しかもChrisさんとトレーニングをしようにも、飛行機の輸送制限に引っかかってしまう程の体重だったため、まずは飛行機に搭乗できるレベルにまで体重を落とす必要があったそうです。


それから、彼はロサンゼルスに移動してトレーニングを開始。大好物のベーコンチーズバーガーを買い食いするのではなく、もっとカロリーの低い七面鳥の肉で作る方法を学ぶなど、運動以外のアプローチも行っていきました。


その後、トレーナーのChrisさんはAlexさんの家に移動し、90日にもわたり24時間体制で「3ヶ月以内に100ポンド(約45kg)減量する」という最初の目標を達成するためのサポートに徹しました。この目標を達成すれば、Alexさんが応援しているアトランタ・ブレーブスの観戦チケットがもらえるというご褒美が設定されていたのですが、それには惜しくも届きませんでした。

Chrisさんが彼の家を去ってからは減量はますます滞り、父の再婚話が持ち上がって精神的に不安定になるなど、苦境は続きます。転機となったのは、Chrisさんの勧めでジョージア州の陸軍施設で24時間のブートキャンプに取り組んだことでした。周りの兵士の様子に圧倒されたAlexさんはかえって勇気づけられ、今年1月までに195ポンド(88kg)の減量に成功。急激にやせたために余った皮膚を取り除く外科手術を受けるまでになりました。

ブートキャンプに参加するにあたり、髪の毛も軍隊仕様に散髪したとのこと。


そして番組の最後には、彼が「母が僕のことを誇りに思ってくれていたであろう最後の場所」と語る、幼少期にリトルリーグで使用していた野球場に家族や友人たち総出で出向き、その一角に母の名前をつけました。

その後、Alexさんは同じくABCが放映するテレビ番組「Good Morning America today」で、最も体重が重かった時の等身大の写真のパネルの隣に並んで、その激やせぶりを披露。ダイエット成功談としてはお決まりの、太っていた時の服をやせた自分にあわせてみるというパフォーマンスもやってみせました。


テレビ的な演出を差し引いても、かなり極端な減量に成功したのは驚きです。今後も彼がリバウンドすることもなく、社会生活を順調に送ってくれることを祈るばかりです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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