取材

WiMAXやLTE、3Gなどを組み合わせて快適通信、KDDIが推進する「マルチネットワーク」とは?


NTTドコモやソフトバンクモバイル、イー・モバイルが現行の第3世代携帯電話(3G)の先にLTE(Long Term Evolution)の本格導入を見据えていますが、そんな中で他社同様にLTEを見据えつつ、WiMAXにも注力するなど、独自の動きを見せているのがKDDI。

同社が推進する「マルチネットワーク」の概要がワイヤレスジャパン2011の会場で展示されていました。

詳細は以下から。
ワイヤレスジャパン2011のKDDIブースにあるマルチネットワークコーナー。


KDDIが2012年に導入を予定しているLTEとCDMA2000の両方のネットワークに対応した端末の試作機が展示されていました。


LTE、CDMA 1x、EV-DOの3つの通信方式をサポート


LTEのデモ。


「L」はLTE、「1X」はCDMA2000 1x、「E」はEV-DOを示しており、現在はLTEで通信中。


デモンストレーションの内容はこんな感じ。


下り70Mbps、上り23Mbpsほどのパフォーマンスを実現していました。


LTEやWiMAX、光ファイバー、3G、Wi-Fi、CATVといったマルチネットワーク(Multi-network)によって、さまざまなマルチデバイス(Multi-device)でコンテンツやサービスのマルチユース(Multi-use)が可能になる……というわけです。


なお、KDDIのスタッフから今後のネットワークの利用について話を聞いたところ、LTEは現行の3Gと親和性が高く、シームレスで3GとLTEを切り替えた通信が実現できるため、基本的には音声部分を3G、データ通信部分をLTE……という形で利用することになるものの、WiMAXは高速・大容量な上にネットワークコストが安価で済むという利点があるため、用途に応じて最適なネットワークを選択するとしています。

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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