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専修大学が「BL(ボーイズラブ)小説研究」の授業を開講中、音読や各自の意見を口頭で発表する機会も


古くは萩尾望都の「トーマの心臓(1974年)」や竹宮惠子の「風と木の詩(1976年)」、魔夜峰央の「パタリロ!(1978年)」などに代表され、今や海外にも進出している男性同士の同性愛を題材とした女性向けの小説や漫画のジャンル「ボーイズラブ(Boys Love、BL)」ですが、専修大学がボーイズラブ小説を研究する授業を開講中であることが明らかになりました。

授業では実際のボーイズラブ小説がテキストとして用いられ、音読や各自の意見を口頭で発表する機会も与えられるそうです。なお、上記画像は現在放映中のアニメ「世界一初恋」の原作第4巻の表紙と、「そう…そのまま飲み込んで 僕のエクスカリバー…」という強烈なキャッチコピーが帯に掲載され、一大センセーションを巻き起こした「ナイトは妖しいのがお好き」の表紙です。

詳細は以下から。
講義要項(シラバス)[学部用]|専修大学

専修大学の講義要項によると、文学部の授業としてボーイズラブ小説研究をテーマとした「文学B」が開講されているそうです。担当教員は文学部兼任講師で、著書に「やおい小説論―女性のためのエロス表現」がある永久保陽子氏。

講義の目的や内容は以下。必要に応じてBLマンガや雑誌、参考図書なども使用するとのこと。

BL(ボーイズ・ラブ)とは、女性が書き(描き)、女性が読む、男性同士の恋愛物語。
1990年代後半より商業マーケットに進出し、現在は出版ジャンルのひとつとして確立しています。数年前頃より、BL愛読者を、特に「腐女子」と呼び、マスメディアにも取り上げられていました。
本講座では、特に商業出版されているBL小説を対象にします。必要に応じてBLマンガや雑誌、参考図書なども使用します。
BL小説とは、いかなる小説なのか? BL小説が新たに可能にしたこと、読者にもたらしたものとは何なのか? その魅力とはどのようなものなのか? などを小説論的分析から読み解いてゆきます。


また、具体的な授業内容ですが、前期はBL小説が「やおい小説」や「JUNE小説」と呼ばれていた1970~1980年代ごろの女性読者をめぐる社会状況ややおい・JUNE・BLの歴史的変遷などを分析し、後期は主にBL小説のエロティシズム表現について考察した上で、これからのBLが、どのような形になってゆくのかの展望を探っていくとしています。

履修上の留意点は以下。講義中に引用テクスト部分の音読や各自の意見を口頭で発表することがあるとしており、どうしても苦手で抵抗があるという人や、BLを読んだことがない人に対しては十分考えてからの履修を推奨しています。

BLは、男性同士の直接的な性行為によるエロティシズム表現が含まれます。必然的に、それを読み、分析してゆくことになります。そのため、講義中に引用テクスト部分の音読や各自の意見を口頭で発表してもらうこともあります。そういったものが、どうしても苦手、抵抗があるという方、そしてBLを全く未読な方は、充分考えてから履修を選択して下さい。


ちなみにこのボーイズラブ研究の講義ですが、同大学で2010年度にも開講されています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log