実は集めるのがすごく大変な5つの食材

by Ben Rimmer

食卓でなじみ深い食材でも、実際にそれがどうやって収穫されているか分からないものも多いものです。

Adam Gertler氏は自身が司会を務めるアメリカのケーブルテレビ番組「ザ・ラーニング・チャンネル」で、さまざまな食材を集めることになりました。その経験に基づき、手に入れるのが最も難しかった5つの食材について語っています。

実は集めるのがすごく大変な5つの食材についての詳細は以下から。The Toughest Jobs in Food -- Scene Asia - Scene Asia - WSJ

カキ

by Allerina & Glen MacLarty

カキは古くから世界各地の沿岸地域で食べられて来たほか、薬品や化粧品としても広く利用されてきました。

Gertler氏は「手すりのない船に乗って、カルシウムでくっついたカキの群れを分離させ、100ポンド(約45.3kg)になるまで袋に詰め込みます。その後、船の反対側にある冷却室に袋を運び、パレットの上に高く積み上げていきます。熟練の職人たちはカキの詰まった袋を、まるで羽毛でできたバッグのように軽々放り投げるのですが、私には必死の作業でした」とカキの収穫作業の辛さを語っています。

クランベリー

by timo_w2s

クランベリーの果実は非常に酸味が強く、生食には向きませんが、菓子やジャム、クランベリージュースの原料となり、特にアメリカやカナダでは感謝祭で出される七面鳥の丸焼きにつかうソースとして欠かせないものとなっています。

Gertler氏の体験によると、「クランベリーは非常に繊細な作物で、それがこの作業を困難なものにしています。マサチューセッツの夜は寒さが厳しく、クランベリーに霜が降りないよう、常に監視していなければなりません。もし霜が発生した場合、近隣の農家に知らせ、クランベリーに霜が降りないようにスプリンクラーを作動させて水をまく必要があります。収穫が近くなると、本当に一晩中眠ることが出来ない状態になるのです」とのこと。

◆魚の切り身

by acme

日本ではごく一般的な家庭でも魚を自分でさばきますが、海外の内陸地では新鮮な魚を入手するのが難しい所も多いようです。

Gertler氏は魚の切り身を手に入れる困難について、「魚をきれいにさばくのはそれだけでも難しい作業ですが、サン・パウロやカリフォルニアの港湾で働く人のように、一日中何百枚もおろすとなると、これはとてつもなく辛い作業です。身を開いて内臓を取り出し、肉を無駄にしないように小骨を除去する技術は、習得するのに何年もの修行が必要です」と述べています。

ロブスター

by The Vault DFW

ロブスターはエビ類の中でも最大級の大きさを誇る高級食材。漁には大きなカゴを使った「籠漁」などが用いられますが、ロブスターは獰猛で、仲間同士傷つけ合うことも珍しくないため、水揚げされたロブスターはすぐにゴムバンドで鋏脚を固定され、そのまま市場に出回ることになります。

Gertler氏によると、「メイン州でのロブスター採集は、孤独で困難な作業でした。まだ暗いうちから起き出して、小さなボートに1バレル(約159リットル)のニシンを積んで出発します。ボートで仕掛けから仕掛けに移動して、かかったロブスターのサイズを計り、十分な大きさで、しかし大きすぎないものを選んで収穫し、また仕掛けを作って行きます」と、収穫の際の苦労についてコメント。

トリュフ

by Cornell Fungi

トリュフとは、セイヨウショウロ属のきのこの総称。広葉樹の根で生育し、地中に塊状の子実体を形成します。ヨーロッパにおいては世界三大珍味とされる高級食材で、フランス産の黒トリュフ、イタリア産の白トリュフが有名。ブタを使って探す採取法が有名ですが、訓練されたイヌでも探すことが可能。

Gertler氏は、「フランスやイタリアのトリュフほどの希少性はありませんが、オレゴン州でもベイマツの下から白トリュフを採ることができます。これらのトリュフは栽培できないので、野生のものを採集するしかないのです。湿った森の中をはい回って探すのは非常に大変な作業ですが、ひとつトリュフを見つけるとうれしくて、もっと続けて探そうという気持ちになります」と語っていますが、どうやらトリュフ掘りは他の食材とは異なり、過酷であることに変わりはないものの、まだ積極的に集めようという気になれる作業であるようです。

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