Yahoo！JAPANが「天気予報」ならぬ「電気予報」を公開、24時間先の予報や週間予報も

Yahoo！JAPANが東京電力管轄内の電力使用状況を予測する「電気予報（ベータ版）」を公開しました。

予報内容は東京電力発表の使用状況グラフの実績と日本気象協会発表のデータ等をもとに、Yahoo！JAPANが独自の集計方法で算出したもので、「向こう24時間の推定電力使用状況」と「1週間先までの推定最大電力使用時間帯および使用率の予想」を発表。また、予報内容をツイートする専用Twitterアカウントも用意されています。

「電気予報（ベータ版）」の詳細は以下から。電気予報（ベータ版） - 効果的な節電と停電の対処方法をご案内します - Yahoo！JAPAN

東京電力管轄内の電力使用状況を予測する「電気予報（ベータ版）」を公開されました。

Yahoo！JAPANは3月22日からすでに東京電力管轄内の利用状況を可視化した「東京電力の電力使用状況メーター」を公開していましたが、もともとの東京電力発表の情報が実績値に基づいたである関係上、最大1時間20分のタイムラグが発生してしまうため、リアルタイムの状況を伝えられない現状を改善する必要があったそうです。

そこで、電力利用のピークタイムを少しでも早く各個人が把握し、節電対策を効率的に行うための情報提供を目的として、「電気予報」を公開するに至ったとのこと。

4月27日（水）の電気予報は「日中の東京電力エリアの電力使用率は、79～80％程度となり、もっとも電力消費が多くなるのは10～12時になるでしょう。」という内容。ほとんど天気予報のような簡潔さです。

「時間帯別の推測電力使用率」は、1時間ごとの電力使用率をグラフ化しています。

そして「週間の推測ピーク電力使用時間帯」は、電力使用率とピークの時間を時計のアイコンで表しています。

現段階の予報精度は直近24時間の短期予想で誤差2％程度、1週間先の長期予想で誤差4％程度となっているとのこと。ベータ版として公開した理由は、余震も続く中で予断を許さない電力状況であることを鑑みた結果であるということで、今後も改善を続けていくとしています。

「電気予報」の内容は専用Twitterアカウントがツイートしてくれるので、Twitterをよく利用する人はフォローしておくと便利です。

Yahoo！JAPAN 電気予報 (Yahoo_DenkiYoho)

プレスリリースによると、今後はYahoo！JAPANのトップページなどに以下のような「電気予報メーター」が設置されるとのことです。

電気予報（ベータ版）について - 効果的な節電と停電の対処方法をご案内します - Yahoo！JAPAN

また、「電気予報（ベータ版）」のAPIがYahoo!デベロッパーネットワークにて公開されているので、電気予報のデータを利用したコンテンツの開発も可能。ただし、期間限定公開（終了日は未定）だそうなので注意してください。