メモ

世界一の大富豪はドナルドの伯父スクルージ、フィクション界のフォーブス億万長者番付発表

by rutty

毎年恒例の世界長者番付で有名な米経済誌「フォーブス」ですが、2005年以来毎年フィクション界の長者たちの資産を査定し15位までをランクした「フィクション版世界長者番付」というのも発表しているそうです。架空の長者たちとはいえその総資産額の算出は、名門経済誌の威信をかけて実世界の長者たちの資産額評価と同様に厳密に徹底的に行われ、金利や原油価格、金相場や不動産市場、株式市場の動向などを受けそれぞれのキャラクターの資産額は毎年増減し、ランキングも変動しています。

先日発表された2011年版のランキングでは、ドナルドダックのけちな伯父さんで短編映画「ミッキーのクリスマスキャロル」で有名なスクルージ・マクダックが推定総資産額441億ドル(約3兆7540億円)で、見事1位に輝きました。

そうそうたる顔ぶれがそろったフィクション界の億万長者トップ15のランキングは以下から。The Forbes Fictional 15

スクルージ・マクダックの推定総資産額441億ドル(約3兆7540億円)は、残念ながら実世界一の億万長者カルロス・スリム・ヘル氏の740億ドル(約6兆3000億円)には及ばない額ですが、実世界4位のベルナール・アルノー氏の410億ドル(約3兆4880億円)には勝り、3位ウォーレン・バフェット氏の500億ドル(約4兆2540億円)や2位ビル・ゲイツ氏の560億ドル(約4兆7640億円)にも迫ろうという金額。2位以下の面々も、それぞれ宝探しや鉱山資源発掘、投資や会社経営、所有する不動産や相続などで、実世界の長者番付に食い込むに足る莫大な資産を持つことが明らかになっています。

というわけで、「2011年版フィクション世界の億万長者番付トップ15」は以下の通り。

1位:スクルージ・マクダック(総資産441億ドル:約3兆7540億円)


「ミッキーのクリスマスキャロル」をはじめ、数々のディズニー作品に登場しドナルドダックの伯父としておなじみのスクルージ。鉱山堀りや宝探しにより財を成し、資産のほとんどを金で保有しているので、過去1年間の金相場の変動を受けて昨年と比べ30%ほど資産額が上昇したそうです。

2位:カーライル・カレン(362億ドル:約3兆780億円)


10代の少女に人気の吸血鬼小説・映画「トワイライト」シリーズの登場人物で、主人公エドワード・カレンの義父。吸血鬼であるカーライルは360年以上生きているとのことなので、その間に投資や金利などでどんどん資産が膨らんだようです。

3位:アルテミス・ファウル2世(135億ドル:約1兆1500億円)


人気児童文学「アルテミス・ファウル」シリーズの主人公で、アイルランドの伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年。実世界の長者番付では、Facebookの創業者の1人Dustin Moskovitz氏(26歳、マーク・ザッカーバーグより1週間若い)が資産額14億ドル(約1190億円)で世界最年少のビリオネア(資産額10億ドル以上の人物)とされましたが、12歳で世界3位の富豪となるのも犯罪稼業でランクインできるのも、フィクション界の番付ならではかもしれません。

4位:リッチー・リッチ(97億ドル:約8260億円)


マコーレー・カルキン主演で実写映画化もされたアメリカの人気コミック・アニメの主人公で、世界一の大富豪の一族の御曹司。資産は相続や会社経営によるもの。

5位:ジェド・クランペット(95億ドル:約8090億円)


1960年代のアメリカのドラマ「じゃじゃ馬億万長者」の主人公ジェドは、田舎の農家の敷地内で石油と天然ガスを掘り当て、ビバリーヒルズの億万長者になってしまいます。

6位:トニー・スターク(94億ドル:約8005億円)


アイアンマン」の主人公で巨大軍需企業の経営者。20歳の誕生日に両親が事故死し、莫大な遺産と大企業の経営権を得る事になりました。

7位:スマウグ(86億ドル:約7320億円)


J・R・R・トールキンの小説「ホビットの冒険」に登場する金色のドラゴン。非常にどん欲な性格で、町を襲撃して奪った宝の山をためこんでいます。

8位:ブルース・ウェイン(70億ドル:約5960億円)


言わずとしれた「バットマン」の主人公。私財を投じてスーパーメカを開発し悪と闘ったり、豪邸に住み執事がいることなどからもかなりの富豪であることは明らかですが、早世した両親から巨額の遺産を相続し、巨大軍需企業「ウェイン・エンタープライズ」の筆頭株主となっているそうです。

9位:ミスター・モノポリー(26億ドル:約2215億円)


人気ボードゲーム「モノポリー」のマスコット、トップハットの紳士ミスター・モノポリーの資産は、初代のゲーム舞台となった「アトランティックシティ」のモデルである実在のニュージャージー州アトランティックシティの不動産価格などをもとに算出された金額。ちなみに本名はMilburn Pennybagsといい、「Rich Uncle Pennybags」という通称でも親しまれていましたが、「Mr. Monopoly」という呼び名が一番世間に広く浸透していたため、ハズブロ社のマーケティング戦略により1999年に正式に「Mr. Monopoly」に改名されたそうです。

10位:アーサー・バック(18億ドル:約1535億円)



ダドリー・ムーア演ずる映画「ミスター・アーサー」の主人公アーサーは、ニューヨークのプレイボーイで大富豪のどら息子。親に決められた資産家令嬢と結婚することが財産を相続するための条件なのですが、ある日下町のウェイトレスと恋に落ちてしまいます。

11位:ジョー・ベネット(12億ドル:約1020億円)


イギリスの人気ドラマ「The Office」のアメリカ版の登場人物で、主人公たちが務めるオフィスサプライ会社Dunder Mifflin Paper Companyを買収した大手電機メーカーグループ「Sabre」のCEO。小さな電子部品メーカーを一代にしてプリンタ・スキャナ・FAX最大手の複合企業にまで育て上げた経営手腕の持ち主です。

12位:チャールズ・モンゴメリ・バーンズ(11億ドル:約940億円)


ザ・シンプソンズ」のホーマー・シンプソンが務めるスプリングフィールド原子力発電所のCEOで所長。

13位:チャック・バス(11億ドル:約940億円)


アメリカでドラマ化されている人気娯楽小説シリーズ「ゴシップガール」の登場人物。プレイボーイでナルシストな億万長者の御曹司チャック・バスは、父の死後不動産事業などを受け継ぎ若き実業家となりました。

14位:ゴードン・ゲッコー(11億ドル:約940億円)


映画「ウォール街」の登場人物。投資会社の先駆け「GEKKO&CO.」の経営者で、貧しい生活から抜け出すために人一倍の野心を持って仕事に励み、不動産投資をきっかけに大金を掴み成り上がった人物です。

15位:ジェフリー・リボウスキ(10億ドル:約850億円)


コーエン兄弟の映画「ビッグ・リボウスキ」の登場人物で、ボウリング好きで怠け者の主人公ジェフリー・リボウスキと同姓同名、朝鮮戦争で負傷した退役軍人で車イス生活を送る大富豪。資産は家族から相続したもので、貧しい家庭の子どもの大学進学を支援する「リボウスキ基金」などのチャリティ活動を行っています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
アメリカの歴史上ものすごいお金持ちだった人ベスト30 - GIGAZINE

どこにでもある小石を売って大富豪 - GIGAZINE

自分が世界で何番目に金持ちかがわかる「Global Rich List」 - GIGAZINE

世界長者番付13年連続首位のビル・ゲイツより金持ちな男が登場 - GIGAZINE

年収がわずか「1ドル」になっている有名企業のトップ10人 - GIGAZINE

現存する世界最古の「モノポリー」に1200万円の値がつく - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.