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アメリカの学生たちの多くがインターネットを取り上げられると苦しむ依存症の状態にあることが判明

by sarah gabriela

アメリカの大学生たちの多くが、携帯電話やソーシャルメディア、インターネットから離れられなくなっており、麻薬やアルコールへの依存症に似た症状を示していることが明らかになりました。

日本でも、携帯電話を手放すことができず、メールが来ないと不安になる人や、一日の時間の大半をオンラインゲームなどに費やしている人を見かけますが、それほど重度に依存していなくても、携帯やPCを取り上げられると不安や焦燥を感じるようになっている人も多いのかも知れません。


研究についての詳細は以下から。U.S. students suffering from Internet addiction: study | Reuters

今回のメリーランド大学での調査では、学生200人に対し、1日中携帯やテレビなどすべてのメディアを使わずにいてもらったところ、24時間後には彼らの多くが、メディアやソーシャルネットワークに接続できないことに対して、渇望や不安を示し、研究からの離脱を申し出たそうです。

調査のディレクターでジャーナリズムを研究するSusan Moeller教授によれば、学生たちのレポートでは、彼らの多くがいかにメディアとのつながりを失うことを嫌っているかが報告されており、メディアにつながらないことを家族や友人を失うことと同一視しているものも見られるとのこと。

ある学生は「私は明らかにメディアに依存していて、メディアを使えないと気分が悪くなるんです。ブラックベリーやラップトップ、テレビ、あるいはiPadなどを持っていると、それが皮膚の一部のようになって、脱ぎ捨てることができないものになっているんです」と語っています。

また、別の学生の報告では「メールやインスタントメッセンジャーが友人からコンスタントに送られてくると安心する。逆にこの2つが無いと、孤独で、まるで人里離れたところで暮らしているように感じる」と書かれています。

アメリカの精神医学会では、インターネットへの依存を疾患とはまだ規定していませんが、インターネットへの依存を示す極端な例では、ある夫婦がネット上でバーチャルな子供を育てるために1日に12時間ほどPCの前に張り付いており、その結果、彼らの現実の子供を栄養失調で死なせてしまったという事件が韓国のメディアによって伝えられました。

また、テレビのニュースを見たり新聞を読んでいる学生が少ないこともこの調査から分かっており、学生たちはニュース番組やそのパーソナリティを信頼しておらず、ニュースとその他の情報とを特に区別していないとのこと。

メリーランド大学で博士課程を修めるRaymond McCaffreyさんは「彼らは世界で今起こっていることと、友人や家族の周りで起こっていることを同じように考えているようです。また、彼らはどれかひとつのデバイスやアプリケーションだけを使うということが無く、ニュースについてもどれかひとつの経路だけを信頼することも無いようです」と語っています。

インターネットへの依存はかなり以前から問題になっていましたが、TwitterやFacebookなどの新たなソーシャルメディアの登場などによって、その層はさらに広がっているのかも知れません。

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