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電池1本で約40日間連続駆動、高性能な小型放射線測定器(ガイガーカウンター)「GC-SJ1」


東日本大震災による福島第一原発の事故を受けて、大気中に放射性物質が漏出する事態となったことで、「放射線測定器(ガイガーカウンター)」に対する注目が集まっていますが、新たにポケットに入るコンパクトさや軽量さ、さらに電池1本で約40日間駆動するという圧倒的な長寿命を実現した最新モデル「GC-SJ1」が発表されました。

詳細は以下から。
放射線測定器 GC-SJ1 発売のお知らせ

システムトークスのプレスリリースによると、同社は4月11日から新型放射線測定器「GC-SJ1」を発売するそうです。価格はオープンで、公式ページでの直販価格は通常価格(8万8000円)よりも安価となる、緊急防災対策価格の6万8000円。


「GC-SJ1」はセンサー部に最先端半導体を採用することで従来方式と比べて感度と信頼性が飛躍的に向上し、長寿命や小型・軽量ボディ、低消費電力を実現したモデルで、測定範囲も10倍以上広く、毎時0.1マイクロシーベルト~1000ミリシーベルト(100万マイクロシーベルト)の放射線および放射能を測定可能。

現在の放射線量や最大値、累積放射線量などの表示できるほか、指定した値を超えた放射線値が検出されると警報アラームが鳴る機能も備えているため、検出値を常に監視する必要がなく、測定範囲や警報しきい値を任意に調整できるとのこと。また、危険に隣接した地域で使用する場合は高いしきい値を、一般の方の早期避難のためには低いしきい値を設定するといった使い方もサポートしています。

これが「GC-SJ1」本体です。本体サイズは約62×93×28mm、電池を含む重さは約90グラムです。


単三電池型の3.6V電池1本で約40日の連続動作が可能。


ポケットに入れたところはこんな感じ。


薄型で軽量、コンパクトであることから持ち運びやすく、災害対策などにもかなり便利なアイテムであると思われますが、できれば「GC-SJ1」で周辺の放射線値を気にしなければならないような事態が続かないことを願うばかりです

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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