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「先生やめないで!」、教師の一時解雇を止めるため3年間ためたお小遣いを全額寄付した小5女子


予算削減のために数千人の教師に一時解雇通知が送られたことを知り、自分を教えてくれている先生たちが辞めないで済むようにと、自分がコツコツ3年間ためてきたお小遣いをすべて寄付した小学5年生の女の子が現れました。

彼女の全財産では、残念なことに教職員のポスト1人分すら確保することもできない額だったのですが、彼女の誠意に心動かされた学生や保護者たちが募金を集め、2万ドルもの資金を集めることができたそうです。


自分の全財産をはたいてまで先生を守ろうとした、けなげな女の子の行動は以下から。People Are Awesome: Fifth Grader Donates $300 Life Savings to Stop Teacher Layoffs - Education - GOOD

この記事によると、アメリカ全土で厳しい予算削減のために全国の教師数千人を対象に一時解雇通知が届けられたそうです。カリフォルニア州のCamino Grove小学校に通う5年生のJocelyn Lamさんは、自分が通う学校が所属するArcadia統一学区にも通知が届けられたと知り、先生を解雇から守るために何かしなくてはと思い、自分の貯金箱からすべての中身を取り出したとのこと

そして1ドル、5ドル、そして10ドル紙幣がぎっしりと詰まった、総額300ドル(約2万4470円)のお金を入れた封筒を握りしめ、先生に手渡しました。そのお金は家事を手伝ったり、いい成績を取ったりすることでもらったお小遣いを数年にわたって貯めていたもので、さらに彼女はその中に小学校の教育委員会と最高責任者にあてた手紙を入れていたそうです。

その内容は「これから解雇されてしまう先生たちを少しでも助けるために、このお金を寄付します。そしてこのお金が、1、2人の先生がお仕事を続けるのに十分なものであることを願っています」というものでした。

お小遣いを全額寄付したJocelyn Lamさん。


この寄付は完全に彼女の自発的な意志に基づいて行われたため、教員たちは大変驚きました。もちろん300ドルでは、教員1人分のポストすらも買うことはできません。しかし、自分の全財産を投げ出した彼女の行動は、地域の人たちを行動に駆り立てました。彼女のけなげな手紙の内容を受けて、Camino Grove小学校の学生や保護者たちが、教員を一時解雇から守るための資金として2万ドル(約163万円)を地域全体から募金として集めたのです。

この努力の結晶は、教員や学校のスタッフに地域から応援されていることを知らせるのには十分なものでした。Brook Reynolds校長は、「学生たちは、教師が自分たちにしてくれたことを本当に分かった上で、教師を一時解雇から救おうとしています。このことについてとても誇りに思っています」と語りました。

ちなみに多くの人の心を動かしたLamさんはというと、これまでよりも家事をたくさん手伝うことで、1人でも多くの先生を一時解雇から救おうと計画しているそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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