取材

KDDIが「htc EVO WiMAX ISW11HT」や「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」を発表、2011年春モデルに


以前お伝えした通り、本日行われたKDDIの春モデル新機種発表会において、WiMAX対応スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」やAndroid 3.0タブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」が正式発表されました。

また、WiMAXをわずか525円で利用できるようになったほか、テザリングが解禁されるなど、意欲的な施策の数々が導入されています。

詳細は以下から。
ISフラットの基本料金+月額525円(8月までは無料)でWiMAXを利用できるAndroidスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」が登場。なんとテザリングが解禁されました。

破格でWiMAXを利用できる「htc EVO WiMAX ISW11HT」を超速攻フォトレビュー、テザリング機能を解禁 - GIGAZINE


さらに10年以上ぶりのモトローラ端末となるAndroid 3.0タブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」も発表されました。

KDDI初のAndroid 3.0タブレット「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」超速攻フォトレビュー - GIGAZINE


「htc EVO WiMAX ISW11HT」の動作をムービーレビュー。テザリング機能の起動もすばやく行えます。

サクサク動作するWiMAXスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」ムービーレビュー、テザリングも可能に - GIGAZINE


最新のタブレット向けOS Android 3.0「Honeycomb」を搭載した「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」のムービーレビュー。

「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」ムービーレビュー、高解像度液晶やデュアルコアCPU搭載のAndroid3.0タブレット - GIGAZINE


発表を行うKDDIの田中社長。パソコンやモバイル機器が非常に好きで、ニコニコ動画やYouTubeもチェックしており、特に好きなのは「総統閣下シリーズ」とのこと。


プレスリリースが発表されました。

auのAndroid (TM) 搭載スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」の発売について | 2011年 | KDDI株式会社

Android (TM) 3.0搭載タブレット「MOTOROLA XOOM (TM) Wi-Fi TBi11M」の発売について | 2011年 | KDDI株式会社

「Android (TM) マーケット」への「auかんたん決済」提供開始について | 2011年 | KDDI株式会社

・質疑応答の内容は以下。

・フリー神尾
EVOの料金プランについてお聞きしたいのですが、UQから卸されているWiMAX部分の元々決まっている料金のままなのか。卸値が従来通りだと直接収入になる3Gの利用料が減るのではないでしょうか。また、EVOは新800MHz帯のエリアを使っていますが、人口カバー率はどれくらいなのか、エリアのカバレッジについて教えてください。

・田中
WiMAXプラス525円についてですが、UQとKDDIについてはMVNO料金がベースになっていて特別な設定はありません。WiMAXのエリアは政令指定都市ではほとんどカバーされているので、ほとんどのトラフィックがWiMAXを経由して流されると思っています。その結果として、3G通信はかなり少なくなることを想定した上で料金を設定しています。

・増田
エリアに関するご質問ですが、デュアルモードで動いておりますので、人口カバー率についてはかなり高いです。通常利用の形態においては問題ない形になっています。新800MHz帯についても逐次(エリア整備を)やっておりますので、カバーは今後広がっていきます。

・田中
付け加えますと、現在使っている800MHz帯は古い周波数から新しいものへの移行途中でして、古い800MHz帯の周波数というのはグローバルで言うと標準ではありません。新しい800MHz帯に移りつつあって、こちらはグローバル視点でも標準のものです。EVOは新しい800MHz帯と2GHzの両方使っており、両方足すと99%カバーしていて、さらに来年に向けて整備しています。

一部地方では旧800MHz帯が残っているので少しエリアが小さくなっています。2GHzと800MHz帯のハングダウンが起こって境目のところでちょっと切れたりします。私自身が使っていてほとんど気にならない、どちらかというとトンネルの中で電話していたら時々切れることがあったという程度です。新800MHz帯のエリアが拡大しておりますので、ハイエンドのお客様については問題ないと思っています。


3Gの収入源についてですが、auのユーザーにわくわく感をお伝えしたいのを優先していて、ちょっとくらい収入が減ってもいいんじゃないかと思っています。

・増田
お買い求めいただく際にエリア情報なども参照いただければと思います。

・ケータイWatch 津田
先ほどグローバル標準の端末だというお話がありましたが、iPhoneやXPERIA Playなども国内に持ってこられるのでしょうかMotorola Xoomは3G契約を伴わないものだと思うのですがどうやって販売していくのか?

・田中
1つ目の質問ですが、EVOはグローバルフォンでございますので、いわゆるソフトウェアでいうビルドの範囲内で収まっています。そういう意味で新しい周波数になりますとCDMAという意味では敷居が非常に低くなっているのが認識です。技術的にはほとんど敷居がないとご理解いただいていいと思います。とはいえ、具体的に何が来るのかというのは回答を控えさせていただきます。

・増田
タブレットは今後一般ユーザーだけでなく法人マーケットも拡大していくと考えています。Xoom単体でご利用になる方もいらっしゃるかと思いますし、EVOのテザリングやルーターを使う人もいるかと。我々もいろいろな形でセーブしていますが、これらのものとの組み合わせで考えています。

・NHK林
スマートフォンの機種数は携帯電話全体でどれくらいを占めるのか、来年度あるいは通年でお教えください。田中社長が「ちょっとくらい収入が減ってもいい」とおっしゃいましたが、利用者の拡大を狙っているのか。その中でスマートフォンはどのくらい重視されているのか。

・田中
機種数は来年度は約半数がスマートフォンになります。具体的な数については回答を控えさせてください。私自身についてはスマートフォンにシフトするという基本的な考えは変わりません。


収入の方ですが、結局のところはお客様に喜んでいただくのが大切なので、獲得数もそうですが、auのわくわく感を第1に考えて、「本当にauっていいよね」というパーセプションを皆さんに持っていただきたいという思いがあります。去年発表させていただいたガラスマIS03ですが、今回はどちらかというとグローバルでも最新の機種、本当にわくわくする機種、それを中心にご紹介させていただきました。

・フリー石野
EVOについてですが、EメールやCメールの対応予定はあるのでしょうか。IS06もそうですが、グローバルのスマートフォンについてauの基本的な部分のサービスが遅れているように感じるのですが今後対応されるのか

・増田
現在準備を進めています。上期のなるべく早い段階で対応をしてきたいです。

それ以外のサービスへの対応ですが、鋭意グローバルスマートフォンを導入していく際のポイントだと思っています。具体的な対応については決まり次第ご案内させてください。

ISシリーズ公式サイトは以下。

Android au - auのスマートフォン(IS series) | au by KDDI

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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