メモ

夫に襲いかかるトラを木製のおたまで撃退した屈強な奥様


マレーシアのジャングルで野生のトラに襲われていた夫を間一髪のところで、しかも木製のおたま1つで救い出した屈強な奥様が現れました。

事件当時夫婦は別行動をしていて、夫はリスを捕獲するためにジャングルへ、奥さんは村に残っていたようなのですが、奥さんはトラのほえる声が夫の向かった方角から聞こえたのを察知し、迷わず手近にあったおたまを手にとって、野生のトラが待ち受けるジャングルに分け入っていったそうです。


勇敢すぎる奥様の武勇伝は以下から。Woman fights off tiger with ladle in Malaysian jungle and saves husband | Mail Online

マレーシアのジャングルで虎に襲われた夫を救うため、木製のおたま1つで戦った勇敢な女性が現れました。夫のTambun Gediuさん(60歳)がトラにつめを立てられているのを見つけたHan Besauさんは、金切り声を上げながら「武器」、すなわち木のおたまを振り回しました。

「もし妻が来てくれなかったら、トラは私に激しくつめをたてて、危うく死ぬところでした」トラにつめを立てられて負った顔と脚の傷を病院で手術し、ある程度回復した段階で、Tambunさんはこう答えました。カップルが住んでいるクアラルンプールの160マイル(約257.5km)北にあるkg Sungai Tiangの村の住民たちも、夫を死のふちから救ったヒーローとしてGediuさんさんをたたえています。

事件当時、Tambunさんは家族の昼食のために獲物のリスを探していてトラに出くわしてしまったそうです。Tambunさんは当時の状況について、以下のように語っています。

「私がトラに出くわした時、追いかけていたリスをちょうど吹き矢で仕留めようとかがんだ姿勢を取っていました。ちょうどその時です、私は実際には追う立場から追われる立場に変わっていたと気づいたのは。木に登ってトラから逃げようとしましたが追いつかれてしまい、襲いかかられて私はどんどん衰弱していきました。恐怖を感じ、私は持てる限りの力でトラの顔面にパンチをくらわせたのですが、向こうはまったく動じませんでした」。

もし彼の妻がおたまを携えてやって来なかったら、彼は死ぬまでトラのつめで体を引き裂かれていたかもしれません。

体をトラのつめで引き裂かれたTambun Gediuさん。治療後ながら、生々しい傷跡がくっきりと残っています。


驚くべきことに、Besauさんは遠くでトラのほえる声を聞いて、夫が苦境に立たされていると悟りました。トラのほえる声が夫がリスを捜し求めていたエリアから聞こえてきたことを察知し、彼女は手近にあった木のおたまを手につかみ、森に分け入っていったといいます。

そして体を引き裂こうとするトラの攻撃を防ごうと必死に戦う夫を見つけると、彼女は恐怖を感じてその光景をじっと見つめていましたが、次の瞬間には甲高い叫び声を上げて突撃、おたまでトラの頭を力いっぱいなぐり、トラが逃げ出すまでずっと攻撃を続けたそうです。

救急隊が山奥の村に到着するのにかなりの時間がかかったため、Gerikという最寄りの町の病院で治療を受けるまで、重傷のTambunさんは10時間も待たなくてはなりませんでしたが、どうにか一命は取り留めて治療を受けることができました。国定公園職員のShabrina Mohammad Shariffさんによると、野生動物からの攻撃を受けた被害者に対する救済を目的とした特別基金から、Tambunさんは財政援助を受けられるとのこと。

それにしても、夫の危機を察知して迷わず森に入っていったBesauさんはまるでフィクションの世界のヒーローのようで、その勇敢さには本当に驚くばかりです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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