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エコポイント半減で乱高下した液晶テレビの販売価格、年が明けてさらに大幅値下がり


2010年12月にエコポイントが半減されることを受けて、11月に液晶テレビの駆け込み需要が発生した結果、ついにはテレビ本体の実質価格がエコポイント半減後を上回る額にまで高騰したことは記憶に新しいですが、いざ12月に突入すると需要の一段落もあって本体価格は一気に値下がりを始め、「12月の方が安く買えた」という結果になったことも非常に印象的でした。

そして年が明けて2週間が経過した現在、今のテレビの販売価格がどうなっているのかをチェックしてみました。

詳細は以下から。
◆2011年1月からエコポイント対象機種は大幅に削減。対象者も限定的に
エコポイント改定前と改定後で付与されるポイント数を比較すると、以下のようにおよそ半減した結果となっていることが分かります。


そして2011年1月からはエコポイントが「統一省エネラベル★★★★★以上」の製品のみに付与されることになっただけでなく、付与されるのは「買い替えでリサイクルを行ったユーザー」に限定されているため、今あるテレビをリサイクルせずに買い足すつもりのユーザーは原則的にエコポイントが付与されません。

◆2011年1月16日22:40現在のテレビのお値段は?
2010年11月5日時点で売り上げトップ3となっていた「LED REGZA 42Z1(42インチの東芝製、現在1位)」と「LED AQUOS LC-32SC1(32インチのシャープ製、現在5位)」、「REGZA 32A1(32インチの東芝製、現在4位)」の過去3ヶ月の価格動向をチェックしてみました。

・「LED REGZA 42Z1」
価格変動履歴はこんな感じ。2010年11月24日に最高値となる13万3500円を記録していましたが、12月に入ってからは11万円を割り込むなど値下がりが続き、現在は10万円で販売されています。なお、同モデルは「統一省エネラベル★★★★★以上」であるため、テレビを買い替えてリサイクルするユーザーに対しては1万1000点のエコポイントが付与されます。


・「LED AQUOS LC-32SC1」
価格変動履歴によると、11月26日には最高値となる6万4000円を記録したものの、1月初旬には5万円を割り込み、現在は4万6986円に。ちなみにこちらも「統一省エネラベル★★★★★以上」であるため、テレビを買い替えてリサイクルするユーザーに対しては6000点のエコポイントが付与されます。


・「REGZA 32A1」
価格変動履歴では12月1日には5万7392円にまで高騰していた同モデルですが、他の2機種とは異なり、12月中旬に底値となる4万2139円を記録。その後小刻みに値上がりと値下がりを繰り返し、今では4万4500円で販売されています。なお、こちらは2011年1月からエコポイント非対象モデルとなりました。


◆新モデル発売や決算期、エコポイント終了で値動きが予想される液晶テレビ
例年通りのスケジュールであれば、メーカー各社が2月以降に新機種を発売するとみられる液晶テレビですが、新モデルが出れば旧モデルが値下がりするのはよくあることであるため、今後も値動きを注視する必要があるかと思われます。

また、3月にはメーカーや量販店各社が決算期を迎えることから、在庫一掃処分などで液晶テレビが全体的に値下がりする可能性は十分に考えられるものの、3月はエコポイント制度自体が終了する月でもあるため、11月ほどの規模になるかどうかはともかく、またしても駆け込み需要で価格がある程度高騰するかもしれません。

今後どう値動きするかの見定めが難しいところですが、値動きをよく見て、あまり後悔しない買い物を心がけたいところです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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