レビュー

簡単設定で最低限の機能を満たす無料のアンチウイルスソフト「RISING Antivirus Free Edition 2011」


ウイルス対策ソフトの導入はインターネットを利用する上での必須事項と言えます。しかし、複数台のパソコンを所有していて、ほとんどインターネットに繋がないというマシンがある場合、危険性が低いから有料のアンチウイルスソフトを入れるほどではないけれど、一応念のために何か入れておきたいという場合があると思います。そんな時は無料のアンチウイルスソフト「RISING Antivirus Free Edition 2011」を試してみてもいいかもしれません。

「RISING Antivirus」は日本国内版が「ウイルスキラー」という名前で販売されているRising社のソフトで、無料版はファイアーウォールが無く日本語非対応ですが、常駐してファイルを開いた際にトロイの木馬、バックドア、ワーム、その他のウイルスを検知し隔離する機能と、メールの監視機能が使用可能です。設定も簡単で、お手軽にインストールできるので、サブのパソコンに入れるにはちょうどいいソフトかもしれません。


「RISING Antivirus Free Edition 2011」のダウンロード方法と使ってみた様子は以下から。RISING FREE Antivirus - Anti-Virus,Worms,Trojans,Spywares,Adwares

「Download Here」からダウンロード。


ダウンロードしたインストーラーをクリック。


使用言語を中国語にするか英語にするか聞かれるので、「English」を選択して「OK」をクリック。


「Next」をクリック。


「I Agree」をチェックして「Next」をクリック。


「Next」をクリック。


「Next」をクリック。


「Next」をクリックするとインストール開始。


「Finish」をクリック。


クラウドセキュリティの機能を利用する場合は、メールアドレスの登録が必要になります。後でも設定できるため、まずは通常機能を試してみたいという人は「Join Rising Cloud Security」のチェックを外し、「Next」をクリック。


定義ファイルの自動更新を可能にするかどうかの設定と、ウイルスを検知したときに自動で対処するスマートモードか、検知するたびにどのように対処するかを選択するスタンダードモードかの選択ができます。初期設定では自動更新可能でスマートモードに設定されているので、ひとまずそのまま「Finish」をクリック。


こちらが「RISING Antivirus Free Edition 2011」のメイン画面。


初期状態では右側に「Plese repair」と警告が表示されているので、こちらをクリック。


この警告は、定義ファイルのバージョンが最新ではない時、未報告の未知のファイルがある時、「RISING Antivirus」の機能の一部または全部が制限されている時などに表示されます。現在はバージョンが最新ではないので、更新するために「Never update」をクリックします。


バージョン情報が表示され、アップデートが開始されます。


無事アップデートが完了しました。


問題が解決されたため、「Plese repair」の警告が表示されなくなりました。


実際にウイルススキャンを実行してみましょう。メイン画面の「Quick Scan」をクリック。


こちらがウイルスのチェック画面。


スキャンが終了し、ウイルスなどは検出されませんでした。「No virus was founded. Your computer security is safe!」の文字をクリックするとメイン画面に戻ります。


「Overall Scan」は名前の通りパソコン全体をスキャンします。


「Custom Scan」からはスキャンする範囲を選んでウイルススキャンを行うことができます。


スキャンしたい部分をチェックして、「OK」をクリック。


スキャン中は停止ボタンをクリックするとスキャンを一時停止することができます。


一度クリックすると停止ボタンが再生ボタンに変わるので、再開するときはここをクリック。


隣の中止ボタンをクリックすると、スキャンを中止することができます。


メイン画面の「View Log」からはこれまでの検知結果を見ることができます。


こちらが検知結果の画面。まだウイルスは一度も検知されていません。


「View Virus Quarantine」からは隔離中のウイルスを見て、処理を決定することができます。


隔離中ウイルスの一覧画面。左上の「Restore」で対象ファイルの修復、「Delete」で削除、「Empty」で隔離フォルダを空にすることができます。


「Setting」から隔離フォルダの設定が可能です。


隔離フォルダの設定画面。初期設定でフォルダの容量は500MBで、この容量を超えた場合もっとも古いファイルから削除していく設定になっています。特に変更の必要がなければ「OK」をクリック。


次に「Defence」タブをクリック。ここからは常駐機能の確認と制限が可能です。


こちらは「File Monitor」。ファイルを開いたとき、自動でウイルスを検知して駆除します。「Setting」をクリックして現在の設定内容を見てみましょう。


ここからは「File Monitor」の検知レベルの設定と、ウイルスを検知した場合に自動でスキャンを行うかどうか、無視するディレクトリの設定などが行えます。無視するディレクトリのリストを作成する場合は「Ignore Directory」の横の「Settings」をクリック。


ここにあらかじめ無視するディレクトリを追加していくことができます。特に必要がなければ「OK」をクリック。


こちらは「Mail Monitor」。メールを送受信する際に自動でウイルスを検知、駆除します。こちらも「Setting」を確認。


「File Monitor」と同様に検知レベルの設定が可能です。「Parameter setting for e-mail client」からメールクライアントの数値が設定できるので、こちらをクリック。


「Port Setting」をクリック。


初期設定では「Port110 POP3」と「POR25 SMTP」が設定されているので、これを自分のメールクライアントに合わせて設定し直しましょう。


「Tools」タブからは、Rising社のその他の補助ツールをダウンロードしたり、現在のバージョンをバックアップしたりすることができます。


「Rising PC Doctor」をクリックすると、Rising社のページが立ち上がり、「Rising PC Doctor」をダウンロードすることができます。このソフトは自動マルウェア分析、USBストレージデバイスの予防接種などの機能で「Rising antivirus」の機能を補助するツールです。


「Rising assistant」はアニメーションで「Rising antivirus」の機能を説明してくれるツールのようですが、Flash Player10.0をインストールしているにも関わらず「Flash Player6.0以上が必要です」という警告が出て利用できませんでした。


「Rising Installation Package Making」は、現在の「Rising antivirus」の状態をバックアップして、いつでも現在の状態に戻ることができるようにする機能です。


「Backup VirusLib to U Disk」からは、USBフラッシュメモリーに現在のウイルスデータベースを構築し、「Rising CD boot system」と組み合わせてウイルスをスキャンするソフトがダウンロードできます。


「Info Center」からはRising社からのお知らせを見ることができます。現在は「RISING Antivirus Free Edition 2010」のサポートが終了したというお知らせが表示されています。


右上のイジェクトアイコンからは、ヘルプやRising社についての情報を見ることができます。


隣のTシャツのアイコンからは、画面の見た目を変えることができます。「Greenry」をクリックしてみましょう。


こんな感じで全体の色調と細部のデザインが変わります。


実際にウイルスを検知することができるか確認してみましょう。ほかのウイルス対策ソフト「ESET NOD32」で検出され、明らかにウイルスと思われるファイルをスキャンしてみます。個別のファイルをスキャンする場合、ファイルを右クリックし、「Rising Scan」をクリック。


ウイルスを検知しました。「View log」をクリックすると履歴をみることができます。


1件のウイルスを処理した履歴が登録されています。


メイン画面から「View Virus Quarantine」をクリックして隔離フォルダの中を見てみると、さきほど検知したウイルスが隔離されていました。


ウイルスを選択し、「Delete」をクリックして削除しましょう。


本当に削除していいかを聞かれるので、「OK」をクリック。


きれいにウイルスが削除されました。


ウイルス検出率はavastやAVG、BitDefenderなどの無料アンチウイルスソフトと比べて高い方ではないので、あくまで「簡単設定で使えるので、サブマシンぐらいなら」という考えで使用した方がよさそうです。今後、検出率が改善されていくことを願います。

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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