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UQ WiMAXが2ヶ月連続でイー・モバイルの純増数を抜く、基地局数は1万3000局を突破


2010年11月分の契約者純増数において、UQ WiMAXがイー・モバイルを初めて上回ったことをお伝えしましたが、翌月もサービス開始以来最高となる純増数を記録して逆転したことが明らかになりました。

また、エリア拡大も順調に進んでおり、基地局数は1万3000局を突破したとされています。

詳細は以下から。
「UQ WiMAX」を展開するUQコミュニケーションズの親会社、KDDIがまとめた月次契約データとイー・モバイルがまとめた契約数によると、2010年12月の契約者純増数はUQコミュニケーションズが同社過去最高となる8万9200、イー・モバイルが7万1400だったそうです。

これは前月の2010年11月(UQ WiMAXが6万1900、イー・モバイルが5万600)に続いて、2ヶ月連続でUQコミュニケーションズがイー・モバイルを上回ったことになります。また、UQ WiMAXの累計契約者数が52万を突破しており、イー・モバイルの累計契約者数は292万とのこと。


モバイルサービス月次契約データ | データ集 | KDDI株式会社

契約数|イー・モバイル株式会社|企業情報

なお、UQコミュニケーションズはプレスリリースにおいて好調な増加を記録した理由について、業界最安となる新料金プラン「UQ Flat 年間パスポート」や無線LAN機器でWiMAX回線を利用できるようになるモバイルルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」のラインナップ強化、WiMAX内蔵パソコン販売促進プラン「WiMAX PCバリューセット」などを挙げています。

ちなみに気になるUQ WiMAXのエリア拡大状況ですが、基地局数は1万3000局を突破しており、実人口カバー率は約70%(68.8%)に到達。2010年度末までに基地局数を1万5000局にまで拡大することを明らかにしています。

イー・モバイルがモバイル無線LANルーター「Pocket WiFi」を新規契約したユーザーに対して、ノートパソコンやiPod touch、ニンテンドーDSやPSPを安価に販売するという方策で順調に契約者数を伸ばしているだけでなく、さらに下り最大42Mbpsを実現する「EMOBILE G4」のサービスを開始した月であるにもかかわらず、UQ WiMAXがイー・モバイルを上回ったというのは、非常に興味深いことなのではないでしょうか。

12月にはNTTドコモが下り最大37.5Mbpsの次世代高速通信規格「LTE」を利用した高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」を展開するなど、今後は各社が高速データ通信サービス市場で火花を散らすことになりますが、各社が改めて高速通信サービス用に基地局を敷設し始めている中、帯域制限を課さないなどの高速・大容量通信を実現している「UQ WiMAX」がエリア展開速度などでどれだけ先行し続けられるのかどうかについても、気になるところです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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