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旅客機の緊急着陸、原因はパイロットがこぼしたコーヒー

by annosvixit

アメリカ・シカゴからドイツ・フランクフルトへのフライト中、旅客機が大西洋を越える前に引き返し、カナダ・トロントに緊急着陸するという騒動がありました。

緊急着陸を引き起こしてしまったのは通信機器の不具合だったそうなのですが、それを引き起こしたのは何とパイロットがこぼしたコーヒーだった可能性があるということです。自分のパソコンや電子機器にコーヒーをこぼしてしまって大変な目に遭ったという人もいるかもしれませんが、まさかコックピット内で同じようなうっかりミスが起きていたとは驚きです。


事件の詳細は以下から。United Airlines emergency landing in Toronto after pilot spilled coffee all over instruments | Mail Online

パイロットがコーヒーをこぼしたために、シカゴからフランクフルトまでのフライトを航行していたユナイテッド航空940便は、カナダ・トロントに緊急着陸を余儀なくされました。ユナイテッド航空のスポークスマンによると、飛行機は通信の機能に問題を発生させたため、パイロットはそのまま大西洋を横断するのは危険と判断し、引き返したということです。

しかし、カナダ政府の輸送関連を担当する「Transport Canada」によれば、飛行機の不調は、実は通信設備の上にパイロットがコーヒーをこぼしてしまったために起こったということです。こぼれたコーヒーは機器の中に入り込み、ハイジャックされたことを伝える信号を誤作動により発信してしまいます。乗組員は何とかその信号を止めることには成功しましたが、ともあれ着陸することを決意しました。

緊急着陸後の旅客機。


241人の乗客および14人の乗組員は、トロントでいったん降りて、数台の飛行機に分散して搭乗してシカゴへ戻り、ホテルに一泊し、翌朝の午後にフランクフルトへと出発したということです。

ユナイテッド航空はパイロットがコーヒーをこぼしたことについて事実を確認していないということですが、また同じようなうっかりミスで事故が起きたりしないように原因を確かめてほしいところです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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