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若年層が新聞や書籍、雑誌、固定電話から遠ざかっている傾向がより顕著に


インターネットや携帯電話の普及によって、若年層が情報をインターネットから入手し、新聞や雑誌から遠ざかっていることは以前から知られていましたが、2000年時点と2010年時点を比較したところ、その傾向は非常に顕著であることが明らかになりました。

はたして現代の若年層はいったいどういったものに、どれだけのお金を使っているのでしょうか。

詳細は以下から。
家庭の情報経費 | kuraray|現代家庭の情報生活|クラレアンケート


機能樹脂、化学品、人工皮革、合成繊維、光学関連製品、メディカル製品などを手がける化学メーカーのクラレが行った、現代家庭の情報生活に関するアンケートによると、2000年と2010年における家庭の情報経費を比較したところ、10年間で「ネット+ディスプレイ」化が加速したという結果になったそうです。

アンケートは情報を入手するための費用を「新聞購入代」「書籍・雑誌購入代」「固定電話料」「放送受信料」「携帯電話料」「インターネット回線料」の6項目から構成されており、2000年と2010年を比較すると「新聞購入代」「書籍・雑誌購入代」「固定電話料」は半分以下に大幅減少した反面、「携帯電話料」「インターネット回線料」が増加したとのこと。

比較したグラフ。トータルの金額が10年間で月額2万9689円から2万1250円へと減少したにもかかわらず、「携帯電話料」「インターネット回線料」が増加するという結果に。なお、新聞や雑誌・書籍、固定電話ほどではありませんが、「放送受信料」も減少しています。


年代ごとに各項目を比較するとこんな感じ。20代は1万円以上減少しており、携帯電話やインターネットに一極集中していることが分かります。


なお、各項目で「0円」と回答した「非利用(購読・加入)者」は、新聞44.6%、書籍・雑誌30.4%、放送26.6%、固定電話18.8%ですが、とりわけ20代では新聞74.4%、固定電話48.9%が他の世代より目立って多く、20代は「新聞を取らない、固定電話を持たない」という傾向が顕著になったとされています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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