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第87回箱根駅伝、シード権を巡るゴール寸前のギリギリバトルの中でコースを間違えるアクシデント


第87回を迎えた箱根駅伝が、今年も1月2日・3日の2日間にわたって行われました。他のレースではなかなか見られない山登り・山下り区間があることでとにかく展開がドラマチックであり、最後までどこが優勝するのかわからないことも多い大会ですが、今大会でも数多くのドラマが生まれました。

特に、今回はシード権(10位以内)3枠を残り300mの地点で4校が争うという大接戦になったのですが、なんとこの戦いの最中にコースを間違えてしまうというとんでもないアクシデントが発生しました。

ひょっとするとトップ争いよりも熾烈だったかもしれないバトルの様子は以下から。
箱根駅伝公式Webサイト
http://www.hakone-ekiden.jp/

国学大コース間違えヒヤリ…シード権に滑り込み : ニュース : 箱根駅伝2011 : 箱根駅伝 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

映像で見るとこんな感じでした。


YouTube - 第87回箱根駅伝 國學院大学ゴール寸前コース間違え

ゴール300m前、シード権は残り3枠というところで4校が争う展開。


城西大学(左端、赤白ユニフォームに黄襷)、日本体育大学(左から2番目、白青ユニフォームに白襷)、青山学院大学(右から2番目、緑ユニフォームに緑襷)、國學院大学(右端、橙黒ユニフォームに紫襷)の4校のうち、國學院の寺田選手が勢いよく先頭に立っていきます。


あとはゴールまでまっすぐです。


しかし、ゴール正面には学校関係者や報道陣などが陣取っているため、中継車や白バイはここで右折(画面左側)していきます。寺田選手はこれについていく形に。


慌てて誘導係や警察官らが動きます。この間に先頭は日体大になり、それに青学大、城西大が続いていきます。


寺田選手が戻ってきました。


最後の直線、あとはテープのところまで走るだけ。


かなりギリギリの戦いになっています。


日体大、青学大はそのまま8位、9位でゴール。寺田選手は城西の選手を交わして順位を押し上げました。


倒れ込む城西の選手。ここまでに20km以上走ってきた後なので、寺田選手が後ろからもう一度来ていると分かっていてももう体力の限界だったと思われます。3秒差の11位は残念ですが、むしろ寺田選手の粘りが驚きです。


その寺田選手は「あぶねー!」とギリギリでのシード権獲得を喜びました。コースを間違えていなければ8位でゴールしていたかもしれず、来年の走りが楽しみです。


ちなみに、優勝したのは早稲田大学で、1993年以来18年ぶり。第1区から区間新記録の走りでリードを広げ、山登りの5区こそ“山の神”にやられましたが、安定して各区間とも上位のペースで走れたことが勝因となりました。

一方の“山の神”こと東洋大学の柏原選手は今年も区間賞の快走を見せ、東洋大学を往路3連覇に導きました。復路で早稲田にかわされたものの、2位をキープ。3位には復路の山下りで区間賞の走りを見せた駒澤大学が入りました。

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in 動画, Posted by logc_nt

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