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こたつが発火して死亡事故も、誤った使い方に対する注意喚起が行われる

by sakura_chihaya

エアコンやファンヒーターなどが普及したとはいえ、冬に暖房器具として「こたつ」を利用する人もいるかと思われますが、誤った使い方などによって発火事故が起きるなどしたことを受けて、「NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)」が注意喚起を行いました。

中には死亡事故につながった例もあるため、自分が間違った使い方をしていないかどうかをチェックする良い機会かもしれません。

詳細は以下から。
こたつの事故の防止について(注意喚起)

NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が行った注意喚起によると、同機構の「NITE製品安全センター」に通知された製品事故情報のうち、電気こたつ、こたつ用コード、豆炭こたつ、練炭こたつ、木炭こたつなどの「こたつ」による事故は、2005年度から2009年度の5年間に179件発生したそうです。


被害状況は死亡事故が22件、重傷事故が3件、「一室以上の火災」が85件で、死亡者は27人に達しており、そのうち60歳代以上が17人と全体の70%を占めているとのこと。

2005年度から2009年度の5年間に発生した179件の事故のうち、製品に起因しない事故の件数。1月と2月に集中しており、合計件数は59件に。ちなみに死亡・重傷事故は、全て「製品に起因しない事故」か「原因不明のもの」となっています。


被害状況。死亡や重傷事故だけでなく、火災が数多く発生していることにも気を付ける必要がありそうです。


被害者の年代層。死亡に至るケースとなるのはやはり60代以上の高齢者に多くみられます。


なお、「製品に起因しない事故」の代表例として、電気こたつの内部に掛け布団を押し込んだことで布団が焦げた事例や、衣類をこたつの中に入れて乾燥させていた結果、火災が発生して家人が亡くなった事例などが挙げられており、以下のような点について注意するよう促されています。

◆電気こたつ
1.電気こたつの中で衣類を乾かさない
2.座いすや座ぶとん、上掛けなどが電気こたつ内のヒーターユニットカバーに近接しないように気をつける
3.電気こたつの電源コードがこたつの下敷きになった状態で使用しない
4.電気こたつの電源コードを折り曲げたり、ねじったりしない
5.電気こたつやヒーターユニットなどを改造・修理して使用しない
6.外出などで留守にする場合は、電気こたつの電源を切り、電源プラグを抜く


◆豆炭こたつ、練炭こたつ、木炭こたつ
1.閉め切ったところで長く使用すると一酸化炭素中毒になることがあるため、決してこたつには潜らず、部屋の換気をする
2.こたつの中に衣類等を入れたり、こたつ布団を押し込まない
3.こたつの火は、使わないときには外へ出すか、温度調節レバーを閉じ布団の裾を開ける。灰を捨てるときは、完全に火が消えていることを確認する

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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