ついに本日から赤松健の「ラブひな」コミックス全巻の無料公開が開始


1998年から2001年にかけて連載され、アニメ化やゲーム化などのメディアミックス展開が行われるなどした赤松健原作の人気漫画「ラブひな」のコミックス全巻が本日から無料で公開されました。

「無料で読める」というだけでも十分大きなインパクトを持つと思われますが、コピーを制限する「DRM(デジタル著作権管理)」も施されていないとのこと。

詳細は以下から。
Jコミ


赤松健氏が代表を務める株式会社Jコミの公式サイトによると、本日から「ラブひな」全14巻の無料配信を開始するそうです。

「Jコミ」は作者の許諾を得て、何枚かの広告ページを挿入した「広告入り漫画ファイル」を公開して絶版漫画をPDF形式で共有するという、まったく新しい漫画共有システムで、ユーザーは過去の名作・幻の漫画・埋もれた傑作を無料で楽しめるようになり、漫画家には作品に挿入された広告の利益を100%受け取ってもらうというもの。

正式サービスは2011年初頭の開始を目指していますが、今回ベータ公開テストとして「ラブひな」の無料公開が行われたとのこと。なお、以下のページでサイトのコンセプトが公開されています。

サイトコンセプト | Jコミ コミック投稿サイト


なお、一般的に電子書籍の問題点として「コピーされてしまうこと」が挙げられますが、インタビューにおいて赤松健氏はPDFファイルに対して改竄を防止する措置は施してあるものの、コピーを制限する「DRM」を課してはおらず、むしろ「コピーを繰り返すことで広告が全世界に広がる」というビジネスモデルを構築しています。

広告の一例。広告が挿入される頻度は少なく、快適に読める印象です。


非常に興味深い試みですが、電子書籍が今後さらに盛り上がりを見せる中で、どれだけの漫画家がJコミを利用するようになるのかというところに注目が集まりそうです。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log