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NTTドコモもスマートフォンのパケット料金などを値下げか、割引攻勢のKDDIに対抗する可能性


昨日行われたNTTドコモの新機種発表会にぶつける形で、KDDIがスマートフォン向けにパケット料金を値下げする新プラン「ISフラット」と、端末を安価に購入できる「毎月割」を電撃発表しましたが、NTTドコモが対抗策を講じる可能性も十分に考えられることが明らかになりました。

詳細は以下から。
2010-2011 冬春モデル 新商品・新サービス発表会 | 企業情報 | NTTドコモ


NTTドコモが新製品発表会後にアナリストなどを対象に行った質疑応答において、「KDDIがパケット料金などを値下げするキャンペーン料金を展開してきた場合、スマートフォンを普及させるために同様のキャンペーンを展開する予定があるのか」という質問が寄せられました。

この質問に対して、NTTドコモは「競争の中でドコモも商売をしているので、他社が新しい料金プランを出せば、影響を見ながら検討していかないといけないけれども、現時点では特に決まったものは無い」としつつも、具体的な話として「KDDIさんが出すのであれば、影響などを考慮して検討したいとは思っています」と述べています。


なお、スマートフォン事業についてNTTドコモは「料金だけではなくてエリアやコンテンツなど、総合的なものだととらえており、料金はその中の1つ」とした上で、「キャンペーンなどの施策は市場動向を見ながら考えていきたい」とのこと。

また、NTTドコモは長期利用を前提に端末を割引する「端末購入サポート」を導入していますが、そのような施策を拡大するつもりがあるのかという質問に対して、「今でも既存の機種より手厚くサポートしているのは現実」と述べ、スマートフォンに移行するユーザーのARPU(加入者一人あたりの月間売上高)などが割に合うのかどうかなどを見つつ柔軟に対応していくのが現実的な方法だとしています。

つまり年末商戦を前にKDDIが端末と利用料金の両方から割引攻勢を仕掛けた上に、さらにスマートフォン同士やパソコンとの通話が無料になる「Skype au」まで展開している以上、NTTドコモも何らかの対抗策を講じる可能性は十分に考えられるわけですが、はたしてどのようなアプローチを採用するのでしょうか。

スマートフォンのパケット料金値下げに唯一手を付けていないNTTドコモであるだけに、その動向に注目が集まりそうです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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