取材

オーシャンビューな日本食研本社社屋で食品サンプルがいっぱいの博物館を見学し、社員食堂でご飯を食べてきました


愛媛県今治市にある日本食研の本社を訪れ、豪華絢爛な宮殿工場に度肝を抜かれ、焼肉のたれ本格派ソーセージを製造する様子も見学し、かなりおなかいっぱい感のある編集部を次に待ち受けていたのは、瀬戸内海を望むオーシャンビューの本社社屋でした。

世界各地の料理の精巧な食品サンプルや調理器具などを展示し、かっぱ橋好きなら狂喜乱舞しそうな「世界食文化博物館」や、見学者が社員と同じランチを食べられる食堂など、まだまだ盛りだくさんなワンダーランドっぷりを余すところなくお伝えします。

見学レポートは以下から。そびえ立つ本社社屋は、今治市で2番目に高い建築物とのこと。


フロアを一周するバルコニーがついた8階は会長室となっていて、下の庭園で社員が朝礼をする様子を、創業者の大沢一彦会長がバルコニーから見守っていることもあるそうです。


エントランス。


1階ロビーの天井には日本食研ロゴの星のマークが。


「焼肉のたれ宮殿」のCM衣装が飾られていました。


正面の窓からは滝が見えます。


右手の茶室は、社内クラブの茶道部や華道部で利用することもあるそうです。


「世界食文化博物館」がある10階へと上ると、エレベーターホールの窓から海が見えました。


このフロアの窓際は展望通路となっていて、宮殿工場を見下ろせるスポットも。


バンコの姿も確認。


庭園と反対側の窓からはしまなみ海道が見えます。この日はもやがかかっていていましたが、ぼんやりと橋のマストを確認することができました。晴れた日にはもっとはっきりと見えるそうです。


「世界食文化博物館」へ。


世界食文化博物館では、食に関するさまざまな展示が「食文化の始まりと変遷」「食文化世界旅行」「食文化の未来」などテーマごとにゾーン分けして配置されています。


中でも見応えがあったのが、「食文化世界旅行」というテーマ。


食品サンプルがずらり。


世界99カ国・196種の料理をレプリカで再現しています。


ヨーロッパ・アフリカ・アジア・オセアニア・北アメリカ・南アメリカの地域別に展示されています。これはアジアのゾーン。


食卓風景を再現したミニチュア模型も。


これは南アメリカの食卓風景。


北アメリカ。ミニチュアはすべてこの博物館のために製作されたもので、1つ1つ顔が違うそうです。


ミニチュアの料理もかなりリアル。


ミニチュアの手前にはレシピのファイルが置かれています。


それぞれの食品サンプルに対応するレシピがあり、気になる料理のレシピを探せるというわけです。


オセアニアゾーン。


ヨーロッパ。


アフリカ。


アフリカの食卓風景。


食べたことがあるおなじみの料理から、見たことも聞いたこともないようなものまで、実にさまざまな食品サンプルがそろっています。精巧なサンプルはすべて、実際に調理してみた実物をモデルに作られているそうです。これは中国の「フカヒレ姿煮」。


ブラジルの「フェイジョアーダ」と「シュハスコ」。


インドの「野菜カレー」。思わず手でつかんで食べたくなるような出来栄えです。


エビチリのように見えるこちらは、インドネシアの「ウダン・ゴロン・ベラト」という料理。


色鮮やかなサラダはタヒチの「ポアソンクルー」。生魚をココナツミルクであえた料理です。


イラクの「羊の脳ミソの油炒め」。実物を見たことはありませんが、かなり再現度が高いのではという気がします。


知っておくとしりとりに強くなれるかもしれない「ンゴンベ」。ケニアの料理です。


コンゴの「ンビカ・ヤン・ンビシー」は「ンゴンベ」より覚えにくいかもしれません。


スイスの「フォレレ・ブラウ」。


アップで見るとちょっと怖い。


世界の調理具や食器・カトラリーなどを展示した「世界の食事道具図鑑」ゾーン。


料理好きの人は長居してしまいそうな展示です。


中央のテーブルでは、博物館によくあるボタンを押すと音声が流れるタイプの展示で、フランス料理のテーブルマナー講座を見ることができます。おもむろにガコッとテーブルに穴が開き、リアルなフランス料理の食品サンプルがせり上がってくる様子は必見です。

YouTube - 日本食研「世界食文化博物館」のテーブルマナー講座


フランス料理の鍋など。


「煮る」「焼く」「蒸す」など調理法別の日本料理の器具。


大阪とフランスのよく似た調理器具の競演。日本でエスカルゴを作りたいときは、たこ焼き器を使えばよいのかもしれません。


調理するための道具のほか、食器・カトラリーなどの食べるための道具も展示。はしは引き出しに入って展示されていました。


「著名シェフのこだわり道具」という展示。


世界のスパイスを展示した「スパイスアートギャラリー」のコーナー。


「世界の国からごちそうさま」というコーナーでは、さまざまな言語で「ごちそうさま」と書かれたプレートが展示されていました。左上から時計回りに、ギリシャ・フランス・ポルトガル・ロシア。


こちらはトルコ・フィンランド・ケニア・イタリア。


インド・カンボジア・ベトナム・中国。


ベトナムでは「ごちそうさま」は「呪い」と言うのか……、と思いましたが、「ノーゾーイ」と読むようです。


9階へ降りると、「日本食研歴史館」があります。


社内恋愛に効くという縁結び神社。


創業当時の機械などが展示されています。これは1973年から1998年まで使用されていたという、V型混合機の第1号。


1973年から1988年まで使われていたという液体調理釜の第1号。日本食研初の焼肉のたれもこの釜で作られました。


日本食研は1971年に、高松市のアパートの1室で「畜産加工研究所」として創業したそうです。


当時の株券や名刺など。


スローガン。「ホウレンソウ」は聞いたことがありますが、「ソーセージ」も一般的なのでしょうか?


営業車第1号のスバルの実物も展示されていました。


昭和53年まで使われていたそうです。


後部座席にはマスコットが乗っていました。


スバルは大沢社長がサラリーマン時代に自家用車として購入したものを転用していたので、会社として初めて購入したのはサニーバンだったそうです。


創業者の大沢一彦氏はとにかく物を大事に、何でもとっておく主義のようで、大学時代の学生証なども展示されていました。


年表には懐かしいCMの紹介も。これは1994年のシェイプUPガールズ


1996年、バランスデイトのCM。


1998年には、弱冠17歳で世界の頂点に立っていたマルチナ・ヒンギスを起用。


年表の1992年3月の項に、晩餐館CMのウシの名前が「ばんちゃん・さんちゃん・かんちゃん」に決定したという気になる記述を発見。「バンコ」という呼び名は、テレビ番組に出演した際に明石家さんまが呼んでいた呼称が定着したものとのことで、それ以前は3頭いたキャラクターが「バンコ」として1頭に統合されてしまったという経緯があるようです。


9階には「日本食研商品展示館」もあります。


「晩餐館」などのコンシューマー商品。


プロージット」や「激辛道場」もありました。


業務用商品の展示コーナー。


から揚げ粉の生産量は日本一とのことです。


これは業務用の焼肉のたれで1番売れているという「彩(いろどり)」。


お弁当やお総菜によくついてくる小袋商品。


お総菜についてきた調味料のメーカーを意識して見ることははなかなかいないかもしれませんが、シェアはかなり大きいとのことで、毎日のように何らかの形で日本食研の商品を口にしているという人も多いかもしれません。


スーパーの陳列棚のような展示で、売り場づくりを提案するコーナーもありました。


博物館を歩き回っておなかがすいたころ、1階へ降り「バンコショップ」を通って食堂へむかいます。


日本食研の商品やオリジナルバンコグッズを販売するバンコショップ。こういったお土産屋さんがあるのは、会社が観光地化している証しかもしれません。


トピアリーな感じのバンコがいました。


ショップを通り抜けた先に、「レストラン食文化」があります。


社員食堂ですが、来客や見学者も利用できるそうです。


テーブルの上の調味料は当然日本食研の商品。


窓からは宮殿工場が見えます。


社員用の入り口はこんな感じ。


社員の人はここで注文。「残1」「残6」など、残数が出ています。人気メニューは早めに来ないと売り切れてしまうとか。


社員食堂というと、トレーを持ってセルフサービスのイメージがありますが、ここはスタッフが給仕していました。今回いただいたのは「今週の世界料理」。週替わりで「中国」「インド」「イタリア」「ノルウェー」などテーマが変わるそうです。


この時は中国がテーマだったので、チンジャオロースーがメイン。日本食研の商品にもチンジャオロースー用の合わせ調味料がありますが、この食堂では使っていないとのこと。味にうるさい社員が多いため気が抜けないという料理長のこだわりで、オリジナルの味付けです。


セイロの中には春巻きとエビギョウザ、シューマイが入っていました。


かなり濃厚な卵とコーンのスープ。


デザートはタピオカとフルーツでした。


なお、工場見学とランチは別料金で、工場見学者が社員食堂を利用する際は予約が必要とのことです。

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