取材

夕暮れに包まれたお寺の境内で行われた「たまゆらの日」トーク&音楽イベント


OVA「たまゆら」の舞台となった広島・竹原にて行われた「たまゆらの日~ようこそ、あたたかな町へ~」のメインイベントが、竹原の町にある照蓮寺というお寺の境内で行われました。

竹達彩奈さんや阿澄佳奈さん、井口裕香さん、儀武ゆう子さん、そして佐藤順一監督といった面々のトークに加え、劇中の音楽を担当した中島ノブユキさんによる生演奏や、EDテーマを歌う中島愛さんによる生歌が披露されるなど、もりだくさんの内容となっていました。

意外な人の意外なコスプレ姿も見られる、イベントの様子は以下から。アニメたまゆら・公式サイト:ARIAスタッフが再集結!瀬戸内を舞台にしたヒーリングストーリー。

入場開始前の会場。パイプ椅子がずらっと並んでいる境内はちょっと不思議な雰囲気。


正面の門の外には、立ち見整理券を持った人たちが並んで待っています。整然と並んでいるものの、すごい人数なので道が一部ふさがってしまうほど。


まずは座席の整理券を持っている人の入場から始まりました。


ひとしきり座席が埋まりました。ほぼ満席なので、約150人が席についたことになります。


続いて、立ち見席の入場も始まりました。座席の人たちと違い、場所取りが重要なため入場時の勢いや緊張感はこちらの方が上。


とはいえ、我先にと他人を押しやる人も出ず、地元の女子中高生スタッフが配るチラシとアンケートをしっかり受け取ってから各自位置についていました。


立ち見の人たちがあっという間に人垣を作り、座っている人たちは完全に見えなくなってしまいました。


立ち見席の整理券を惜しくも逃した人たちも、境内にスタンバイして音声だけでも楽しもうと集まっていました。


ステージ袖や舞台上に本格的な機材が用意されていて、一見イベント専門の業者などが設営したように見えますが、実はすべて照蓮寺のご住職の持ち物で、今回のイベントを開催するにあたって快く貸し出してくれたものだとか。


MCを務める桜田麻音役の儀武ゆう子さんが登場、軽妙なトークで会場を盛り上げます。


場があったまった所でキャスト・監督が入場。竹達彩奈さんが一日市長に就任するなど、キャストのみなさんにそれぞれ「一日●●」という役職が与えられる中、佐藤順一監督はなんと照蓮寺の「一日住職」に任命され、袈裟を着ての登場となりました。


袈裟が似合っていてまったく違和感がなく、「ありがたや~」とキャストのみなさんから拝まれてしまった佐藤監督。


竹達彩奈さんからの呼びかけに客席が一丸となって応えるなど、ノリは抜群。


竹原の町についてのフリートークで、井口裕香さんは「竹原市に来るのは初めてで楽しみにしていたんですけど、あやち(竹達彩奈さん)と一緒に到着したところでまだゆっくり観光できてないんですが、ぽって(主人公の沢渡楓)が川に落ちそうになる場面や、写真店のモデルになったところを見つけて、初めてなのに初めてじゃないような感じがします」と現地を巡った感動を語っています。


その後、竹原のマスコットキャラクターをみんなで描いてみるお絵かきコーナーに突入。以前東劇で行われたOVA1話と2話の先行上映の際にも同様のことを行ったのですが、その時グランプリになった井口さんの描いた色紙はその場で観客にプレゼントしてしまったので「無効」となってしまい、仕切り直して竹原の町で再度互いの画力を戦わせることに。


キャストと監督が熱心にお絵かきをする中、儀武さんが客席に「広島県内から来た人ー?」と問いかけるとこれだけ手が上がりました。竹原市在住の人はもっと少なかったので、広島県内から「たまゆら」のために訪れた人が多かったようです。その後も儀武さんはいろんな地名を挙げたのですが、やはり地の利もあって関西圏から来た人が多い中、埼玉など関東からやってきたファンもいました。


トークで観客を沸かせつつ儀武さんが描いたのは「竹コブラ」という、マトリョーシカにコブラのサイコガンらしき何かがくっついたようなキャラで、別の意味でオーディエンスを沸かせました。竹達さんいわく「(以前やった上映会でのお絵かきにくらべて)優しい目つきをしてる」ということです。


竹達さんが描いた「セトウチくん」は竹原から見える山と海、そして自らが任命された一日市長という要素を詰め込むだけ詰め込んだキャラクター。儀武さんからは「山を切り開いちゃってる」などと手厳しい突っ込みを受けていました。


何だか昔、どこかの万博で見たことがある気がしなくもない「タケゾーパンダ」。竹原の名産品である竹をモデルにしたため、竹を好きなパンダへと想像が広がったとか。


井口さんの描いた「たけはららちゃん」はいわゆる「萌え」を狙ったそうなのですが、ご本人が最初からあきらめムードで、ちょっと自信薄な仕上がりだった様子。


自身が1日住職になった佐藤監督は「竹原じゅうしょくん」というキャラを生み出し、アマチュアに対して手加減なしのその本気っぷりに、キャストから「大人げない!」と非難を浴びまくっていました。


一旦MCの儀武さん以外のキャストは退場し、劇中BGMを担当した中島ノブユキさんが登場。生ピアノを披露してくれることに。


しんと静まりかえったお寺の境内にやわらかなピアノの音が響き渡り、作中で流れた穏やかな曲たちが涼しげな空気に溶けていくようでした。


続いて「たまゆら」のEDテーマを担当する中島愛さんが登場、中島ノブユキさんのピアノ伴奏でOVA第1巻のEDテーマ「メロディ」と、OVA第2巻のEDテーマの「夏鳥」を披露しました。


しっとりと歌い上げる中島さんの歌に会場は酔いしれていました。


最後は全員並んで、手を振りながら退場していきました。普通の舞台と違ってすぐ舞台そでに消えてしまわず、キャストを呼んだりじっと見つめたりできるので、その辺りはちょっとオイシイところ。


イベント後も余韻に浸ったり、照蓮寺を記念に撮影したりとイベントの終わりを惜しむ人たちの姿が多く見られました。

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in 取材,   アニメ, Posted by darkhorse_log

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