鼓膜に突き抜ける猛烈な辛さ、倒れ込む人まで現れた「救急車カレー」に挑戦してきました


タバスコの200倍、ハバネロの2倍の辛さを持つ最強の唐辛子「ブート・ジョロキア」が入った「救急車カレー」の試食イベントが本日開催されたので、大阪・石橋にある「モア」に出向いて実際に「救急車カレー」にトライしてきました。この「救急車カレー」は普段からメニューには掲載されているものの、税込11万9000円というとんでもない値段がついているので、食べられる機会はおそらくこのイベントしかないのではないかというシロモノです。

ナースに扮したキャンペーンガールがエスコートしてくれたり、警備員姿の店員さんが場を盛り上げていたりするなどかなりファンキーなイベントだったのですが、辛さのあまりその場に倒れ込む人も現れるなど、お祭りムードに反してカレーの威力は暴力的なものとなっており、これを書いている編集部員も試食したのですがいまだもうろうとしています……

雨が降ろうがおかまいなしに浮かれまくっている現場の様子と、実際に食べた感想は以下から。イベント特設ページ of MORE

今回、とんでもない辛さの「救急車カレー」を大盤振る舞いする「モア」に到着。


お店の周囲にはイベントのチラシがべたべたとはってありました。


列に並んで試食の順番を待ちます。


ずらずらと並ぶ人々を、警備員姿の店員さんがジョークを交えながら整列させます。というか、この人はかなりノリがよく、並んでいる人にからんできたり傘を貸したりとせかせかと動き回っていました。


頭の上にはカレーの容器らしきものに突っ込まれている救急車。「救急車カレー」にちなんでいるのだと思うのですが、それを体現してしまうのがすごいというか、何というか。しばらくじっと見つめてしまいました。


執刀医姿の店員さんも出現。あいにくの雨のためとはいえ、傘ではなくパラソルを貸し出すのはかなりユニーク。


テレビクルーが1組、このお祭り騒ぎをいろいろと取材していました。


ナースに扮したキャンペーンガールが隣のビルから登場。


本物っぽい衣装からコスプレっぽいものまで、いろいろ取りそろえている様子。


お店の中でエスコートしてくれるようで、店内に駆け込んでいきました。


列の前の方から回覧されてきた諸注意いろいろ。2つのコースがあり、救急車カレーを味見してすぐに配られる袋の中にペッと吐き出す「ミニコース」と、そのまま食べて飲み下す「フルコース」があるとのこと。


試食の流れが書かれていました。これで心の準備をしろということですね。


お店のすぐ近くの公園に緊急避難休憩所が設けられていて、そこで休んでいけるようになっているとか。「モア」は駅からさほど遠くないところにあるのですが、こんなものを用意するということは、救急車カレーには駅までまっすぐ歩いて帰れないほどの威力があるということでしょうか……恐ろしすぎます。


さらに恐怖を増す「免責同意書」。


試食はまず極小サイズのスプーンで1口食べて、その後5~10分間を空けて中くらいのティースプーンか大きいカレースプーンで挑戦するというステップで進められます。二度付け禁止というまるで串カツのようなルールにのっとって、少量のカレーを多くの挑戦者で分け合うのでムダは少なそうですが、最大1000人という挑戦者に対して少量で済むほど激辛だということなのかもしれません。


店先には通常時のメニューの一部が掲示されていました。


今回試食する「救急車カレー」以外にも、「信じられへん丸太積みシークカバブ」「サイクロンカレー」「ピラミッドっぽいサモサ」などかなりぶっとんだメニューも。


関西一長いナンが自慢ということで、おいしそうな写真が載せられていました。驚いたことにマンゴージュースがおかわり自由でタダというサービスがあるらしく、コストパフォーマンス抜群。あさっての方角を向きながら「通常営業の時に来たかったな……」とたそがれてしまいそうになりました。


しかしいくらたそがれて現実逃避しようとも、店先には「救急車カレー」イベントのチラシが。現実は甘くありません。


店内に通されたら先ほど並んでいる時に目を通した免責同意書にサインし、その後はしばらく待合スペースで待機します。


待合スペースで順番を待っていると、ガタン、と大きな音が。すぐに人垣ができてしまいましたが、その向こうで試食した人があまりの辛さに倒れ込んでしまっています。思いも寄らぬハプニングに、いよいよ不安は頂点に達します。正直帰りたい。


ここが運命の試食会場。真正面にある待合席に座って待っているのですが、今にも逃げ出したい気持ちでいっぱいになります。


ようやく試食席に着くことができました。いや応なしに緊張が高まります。


「ミニコース」で渡される、カレーを吐き出すためのエチケット袋。一応フルコースでお願いしたのですが、最悪の場合を考えてもらっておきました。


先ほど警備員さんがヘルメットの上に載せていた、カレーの容器につっこまれた救急車がここにも。さっきは「面白いなー」くらいの気持ちで見ていたのですが、いざ本物の救急車カレーへの挑戦が間近に迫ると、これを見ただけでも生唾を飲み込みたくなるほどの恐怖を感じます。


これこそがタバスコの200倍、ハバネロの2倍の辛さを持つ最強の唐辛子「ブート・ジョロキア」が入った「救急車カレー」。席に着いた状態では特に強い香りや刺激臭は感じないのですが、なぜか身震いがします……


何とも言えない神々しさというか、侵しがたい何かを放っています。しかしここで食べないわけにはいかないので、極小スプーンで1すくい食べてみました。

食べた量はコーン1粒分くらいだったのですが、口に入れて数秒でまず耳の奥が痛くなってきました。舌に乗せた瞬間は酸味や甘みも感じられたように思えたのですが、その後は複雑なスパイスの味と辛さ、というより痛さが押し寄せてきて、「カレー味」だったかどうかも分からない有様。香りはおいしそうではあったのですが、この破壊力は異常。大きなスプーンでの試食は辞退しました……。それなのに時間差で胃が熱くなってきて、食後数時間後も体がぽかぽかしている状態です……。


緊急避難休憩所がお店の目と鼻の先の公園に設けられていました。試食前は「こんなの必要あるのか……?」と懐疑的だったのですが、食べた後ならこれは必須だと分かります。というか、何らかの手段で辛さを中和しないと落ち着きません。


辛さを和らげるための牛乳が無料で提供されていました。飲まずに帰れない状態だったので1杯いただきました。


牛乳を飲んだら確かにちょっと辛さが和らぎました。水も置いてあったのですが「これは飲んでもあまり意味がない」とは執刀医姿の店員さんの言葉。「救急車カレー」はいわば脂なので、水で流そうとしてもうまく行かず、牛乳のように油脂分を含むものでないと意味がないそうです。


編集部員の後に来た人たちを緊急避難休憩所にエスコートしたナースさんたちの後ろ姿を眺めながら「モア」を後にしました。恐ろしいものの片鱗を味わう貴重すぎる体験ができましたが、もう舌やノドが完全にやられてしまったので正直つらいというのが感想です。今日1日は熱いものや辛いものは避けて、ミルキーでひんやりしたものばっかり食べたい気分です……


・追記
カレーを試食した編集部員は、翌日体調不良で休みました。救急車カレーは本気で危険です……

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in 取材,  試食, Posted by darkhorse_log