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「社員から愛されている企業」や「愛されていない企業」が一挙公開、社員の悲痛すぎる声も


旧来の終身雇用制度が崩れ、働くことに対する若者の価値観の変化などもあり、「愛社精神」という言葉は薄れつつあるように思える昨今ですが、社員から愛されている企業と愛されていない企業がランキング形式で公開されました。

愛される会社であるかどうかは、社員の士気を測る上で大きな指標となりそうですが、はたしてどのような結果となったのでしょうか。「愛されていない企業」で働く社員の生の声なども公開されています。

ランキングや社員の声は以下から。
愛社されている企業、愛社されていない企業 主要133社ランキング|年収、給料、評判、企業クチコミ情報キャリコネ

企業のクチコミ情報サイト「キャリコネ」によると、キャリコネに登録されているデータをもとに、「年収への満足度」や「仕事のやりがい」「キャリアパスの公平さ」「労働環境」など、7つの指標について満足度を数値化して会社ごとに集計し、「愛社されている企業、愛社されていない企業」のランキングを公開したそうです。

集計にあたっては、全企業のなかから登録データが10件以上ある企業133社を抽出し、この113社についての登録データ3783件をもとに、7指標の合計点を集計したとのこと。

まずは愛されている企業トップ15。1位は三菱商事、2位は住友商事、3位は旭硝子、4位は三菱UFJフィナンシャル・グループ、5位は三井物産と、商社が多くランクインしています。


1位の三菱商事の社員の声は以下。手厚い待遇であることが理解できる内容です。

「給料は満足しています。査定は一部実力主義があるけど大体は年功序列で上がっていってます」
「社員寮(安い)、社員食堂(普通)、出張手当(高い)、全体的にいいほうだと思う」
「残業時間は正直多いですが、その辛さに見合うだけの知識やビジネスパーソンとしての振る舞いや意識、メンタル面の強さ等、吸収できることはたくさんあります」



2位の住友商事の社員も待遇面や仕事のやりがいについて触れています。

「今担当している海外に向けての営業は、日本の今後を左右する重要なファクターであるから、常にやりがいは感じる」
「世界をまたにかける仕事がしたいとおもって入社した。給与は非常に満足している。他の会社の行った友人に聞いてもここまでもらっている感じはなかった」


3位の旭硝子の社員の声。やりがいや色々と挑戦しやすいといった社内の空気を評価しています。

「誰も答えを知らない技術的課題について試行錯誤、仮説検証し解決していく過程はメーカーの技術職でしか味わえない非常に面白くやりがいのある仕事だと思う。1年目からそこそこ重要度の高い問題を任せられ、また色々と挑戦し易い雰囲気でもあるので自己の成長も図れ、仕事内容への満足度は高い」



そして愛されていない企業トップ15。1位はUSENで2位はヤマダ電機、3位は大塚家具、4位はレオパレス21、5位は日本システムウエアです。満足度の低さではUSENが突出している印象。


満足度の低さが突出し、「社員から愛されていない企業」1位となったUSEN社員の声。報酬や業務内容など、あらゆる面での不満が噴出しています。「愛されている企業」の社員の声と比較すると180度異なる結果に。

「給料は本当に少ないと思う。一昨年は大赤字だったため、大幅なリストラと減額があった。賞与もかなり少ないし、残業代も諸手当も出ない。報酬に関しての期待はできないと思っている」
「どの部署も帰りは終電なので、体力勝負でタフさが必要。ちなみに残業は月100時間をこえますが、30時間までしか残業代はつきません」
「まったくもって業務過多の企業。みなし残業で30時間程度の手当てがつくが、残業が100時間を越えない月はない。場合によっては休日出勤も強制である。もちろん手当ては皆無」


2位となった売り上げ日本一の家電量販店チェーン、ヤマダ電機の社員の声。最も客の入りが多い土日祝日に仕事をする必要があるため、平日が休みになることが多いと思われる業種ですが、さらに休みが取れないというのは非常に厳しいのではないでしょうか。

「有給休暇があるが使わせてもらえない。上から使ってはいけないといわれている。休みも最高で三連休のみで、結婚しても最高5日のみの連休」
「連続休暇もとることができず、有給消化などまったくできない。勤務時間も8時から24時で、月4回休みはひどすぎる」


3位の大塚家具の社員の声。高級家具で有名な同社ですが、社員への待遇は思った以上に厳しいようです。

「社員をあまり大切にする会社ではないので、待遇は期待できない。高級家具を扱っている割には、給与は安売りで有名な紳士服チェーンとほぼ同額。同業のニトリと比較すると年間で約100万円も安い。サービス残業なんて当たり前」



なお、「愛されていない企業」は、社員の努力や健闘に対して、経営側が誠実に対応していない点が共通しており、「職場の雰囲気は悪くない」「社員は協力して頑張っている」といった前向きな声がありながら、会社への忠誠に結びついていないのが現状だそうです。

最後にトップおよびワースト50社の比較はこんな感じ。「愛されている企業」には大手メーカーや金融、通信関係などがランクインしているのに対して、「愛されていない企業」にはソフトウェア開発や小売、不動産関係、苦境にあえぐ自動車メーカーなどが数多くランクインしています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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