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数学のエキスパートが3ヶ月かけて作成した「世界一難しい数独」


数独というのは一般的に、初めから埋められている数字が少ないほど難しく、上級者は一目見ただけで大体その問題の難易度がわかるそうです。しかし、「これは手応えがありそうだ」と感じた数独に、「勘」を使わないと「論理」だけでは解けない部分があったり、解が複数存在すると判明したときには、がっかりするのではないでしょうか。そういった数独は、数独として正しくありません。

フィンランド人の科学者が、解が一つだけ存在し「当てずっぽう」ではなく「論理」のみですべてのマスを埋めることができる「正しい数独」の中で限りなく難しい、「世界一難しい数独」を作り出すことに成功したそうです。


詳細は以下から。9 by 9 Sudoku Solver

こちらがその「世界一難しい数独」。ω-3脂肪酸のサプリメントを販売するEfamol社の依頼で、科学と応用数学の博士号を持つフィンランド人の環境科学者Arto Inkala博士が手がけた数独作成プログラムにより作成されました。


チェスや将棋のように、「ここにこの数字を入れたらあそこがあの数字で埋まり……」と「数手先」まで考えることにより解く数独では、何手先まで考えねばならないかというその数が増えるほど、難易度は高くなります。

作成には3ヶ月かかったというこの数独ですが、「当てずっぽう」ですぐに解けてしまう人もいるかもしれません。「3つか4つのまぐれ当たりにより、15分や30分で解けてしまい、どこがそんなに難しいんだ、と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、このパズルをロジックのみで解くには、普通は数日間はかかるでしょう」とInkala博士は語ってます。

余暇の時間にパズル作りを楽しむというInkala博士。科学と応用数学の博士号を持つInkala博士自身は数学のエキスパートですが、「パズルを解く人は、足し算ができる必要すらありません。論理的思考と注意力、そして粘り強さが数独を解く鍵となります」と語っています。


解答はこちら。なお、この数独に挑戦した編集部員は30分であきらめてしまったので、解答作成には9 by 9 Sudoku Solverを使用しています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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