メモ

段ボールに取りつけるだけで簡易キャリーカートになる「Move-it」


キャリーカートは重い荷物を運ぶ時にとても頼りになるものですが、段ボール箱を運ぶ場合はヒモでくくりつけたりしないといけない上、重い荷物だと運んでいるうちにズルズルとヒモがずれてしまい、カートから落ちてしまいます。また、キャリーカート自体もなかなか重たいため、使わないときに持って歩くのもちょっと面倒です。

そんな時に便利そうなアイテムがこの「Move-it」です。アイテム自体もすべて段ボールで作られているため軽量で、20kgまでの荷物を運ぶことができます。箱にはりつけるタイプなので荷物から外れる心配も少なく、ちょっとした移動の場面で機動力を発揮してくれそうです。


詳細は以下から。James Dyson Award | Jamesdysonaward.com

「Move-it」のアイデアスケッチはかなりざっくりした感じですが、大体の機能は描かれています。すべての部分が段ボール製で作られていて、ハンドルと車輪は両面テープで固定するのですが、その部分は水の中につけておくと分解されて無害になるそうです。そのため、使用後は完全にリサイクル可能。それでいて、車輪部分は防水仕様になっているため、使用中は多少の雨やぬれた舗道にも対応可能だといいます。


「Move-it」は2タイプのハンドルと1組の車輪で構成されています。こちらは細長いハンドルで、薄くて長さのある荷物に適したハンドル。


こちらはいわゆるミカン箱のような、正方形に近い段ボールに適したハンドル。


車輪はこんな感じ。箱のカドに両面テープで取りつけて使います。


YouTube上では、実際に「Move-it」を使って荷物を運んでいる様子が公開されています。コンセプトが「ロンドンの街で、公共交通機関だけを使って荷物を運ぶ」というものなので、それを実践しているのですが、エスカレーターや段差などにも負けずにコロコロと働いています。
YouTube - Move-it video for Dyson award.m4v


この「Move-it」は家電メーカー・ダイソンが主催する若手デザイナーのためのデザイン賞、「ジェームズ ダイソン アワード」の今年度のノミネート作品のひとつで、現在決勝に進出する作品の審査が行われているところです。製品化を前提としたコンペティションではありませんが、アイデアや実用性もすばらしいので、ぜひ商品化されてほしいものです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
スイカが丸ごと入るポータブル温冷庫「まるごと たまちゃん」で実際にスイカを持ち運んだり冷やしたりしてみました - GIGAZINE

荷物の重さが分かるスーツケース「Self-Weighing Suitcase」 - GIGAZINE

宅配業者が荷物を全部投げ降ろす、もはや理解の域を超えた戦慄のムービー - GIGAZINE

初めてコミックマーケットに参加するときの基礎知識まとめ - GIGAZINE

コミックマーケット74開場直前から開場直後までの人の多さをムービーで仮想体験 - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.