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アマゾンの熱帯雨林で吸血コウモリが500人を襲撃、子ども4名が死亡


ペルー北東部、先住民Aguajun族の人々が住むUrakusaの村で、狂犬病にかかった吸血コウモリ(チスイコウモリ)が500名以上の村人を襲い、少なくとも子ども4名が死亡したそうです。

詳細は以下から。Killer vampire bats attack 500 people - Telegraph

Rabid Vampire Bats Bite 500 People In Peru » Right Pundits

吸血コウモリが狂犬病を媒介するのは南米では珍しいことではないのですが、人間への感染ルートとしては、吸血コウモリにかまれたイヌが人をかむのが一般的とのこと。Urakusaでは今回の襲撃を受けて検査を行ったところ、コウモリ以外にも多くのほ乳類が狂犬病にかかっていることが判明しました。

Urakusaはペルー北東部のエクアドル国境付近、アマゾン川の源流の近くに位置する集落で、ペルーの衛生当局はワクチンを緊急手配して事態に対応したそうですが、村人の中にはワクチンを拒む人もいるそうです。


ペルー保健省のJose Bustamente氏によると、コウモリにかまれた508名のうち97%の人々はすでにワクチン投与済みで、残りの人々にも数日以内に投与できる見込みとのことです。

吸血コウモリの間での狂犬病の大発生をアマゾンの森林破壊の影響だと考える人もいるようですが、地元の専門家たちは、この地域の例年にない冷涼な気候が原因だとしています。

狂犬病は、かみ傷から侵入した狂犬病ウィルスが脳神経組織に到達し発病し、かまれた部位が脳組織から遠い場合には潜伏期間は数カ月以上と言われています。発病すると興奮・麻痺・精神錯乱などの神経症状が現れ、脳神経や全身の筋肉が麻痺を起こし、意識不明に陥り、呼吸障害によって死に至るとのこと。現在も毎年世界中で約5万人が狂犬病により亡くなっています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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