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高速なWiMAXとエリアの広いauの両方を非常に安価に使えるデータ通信端末、ついに販売開始


昨年9月にKDDIが自社の通信サービス「CDMA 1X WIN」と下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsを実現する次世代高速通信サービス「WiMAX」を組み合わせたデータ通信端末を発売する予定であることを発表しましたが、ついに販売開始されることが明らかになりました。

高速なWiMAXとエリアの広いauの両方の通信サービスを、状況に応じて自動的に通信方式を切り替えるハンドオーバー機能を搭載しているほか、利用料金も非常に安価となっています。

詳細は以下から。
WiMAX機能を搭載したWINデータ通信端末の販売開始、および専用料金プランの提供について | 2010年 | KDDI株式会社

KDDIのプレスリリースによると、同社は日本初となるWiMAX方式とCDMA2000方式のネットワークで利用できるWINデータ通信端末「DATA01」「DATA02」「DATA03」「DATA04」の販売を2010年6月29日 (火) から関東、沖縄地区から順次開始するそうです。

USBモデムタイプの「DATA01」


Expressカードタイプの「DATA02」


従量課金向けUSBモデムタイプ端末「DATA03」


従量課金向けExpressカードタイプ端末「DATA04」


これらの端末はWiMAXサービスエリアでは下り最大40Mbpsおよび上り最大10Mbps、CDMA2000のサービスエリアでは下り最大3.1Mbpsおよび上り最大1.8Mbpsのデータ通信が利用できるようになるというもので、WiMAX方式とCDMA方式のネットワークにおいて、双方の電波状況に応じて自動的に通信方式を切り替えるハンドオーバー機能を実装したもの。

WiMAX機能を搭載したWINデータ通信端末の販売開始、および専用料金プランの提供について〈別紙〉 | 2010年 | KDDI株式会社

なお、気になる料金プランですが、「DATA01」および「DATA02」は定額データ通信を利用できる新プラン「WINシングル定額 WiMAX」「ビジネスWINシングル定額 WiMAX」に対応しており、月額利用料金は以下の通り。なお、「割引適用」と書かれた料金は「WINシングルセット割」または「誰でも割シングル」に加入した場合のものです。

シンプルコース適用時


フルサポートコース適用時


そして「DATA03」および「DATA04」は従量制データ通信に対応しており、料金プランは以下。

シンプルコース適用時


フルサポートコース適用時


auのデータ通信カード「W05K」などを単独で契約した場合の月額利用料金は5460円(WINシングルセット割または誰でも割シングル適用時)、そしてUQ WiMAXを単独で契約した場合の月額利用料金が4480円(UQ Flat契約時)であることを考えると、両方のサービスを最安で月額5750円の定額料金で利用できるというのは、非常にリーズナブルなのではないでしょうか。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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