発売前の「週刊少年ジャンプ」などを撮影してYouTubeで公開していた中学生を逮捕


京都府警ハイテク犯罪対策室などは、「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年サンデー」に掲載されている漫画を発売日前に雑誌を入手してデジカメで撮影し、YouTubeで公開していた中学3年生の少年(14)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕しました。

少年が公開していた動画は、漫画を1ページずつ撮影したもので、数秒ごとにページが切り替わるようになっていたとのことで、京都府警などは悪質性が高いと見て逮捕に踏み切ったそうです。

詳細は以下から。
動画:「ユーチューブ」使い違法配信 中3少年を逮捕 - 毎日jp(毎日新聞)

中3、ユーチューブに「銀魂」など違法投稿容疑 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

各社の報道によると、少年(14)は2009年12月22日から2010年2月9日にかけて、「週刊少年ジャンプ」掲載の「ワンピース」「ナルト」「銀魂」、「週刊少年サンデー」掲載の「メジャー」合計4作品をデジカメで撮影し、数秒ごとにページが切り替わるような動画を作成してYouTubeで公開し、集英社や小学館の著作権を侵害した疑いが持たれています。少年はTwitterを使用して動画の公開を知らせ、多数の閲覧者に動画を見せていたそうです。YouTubeを巡って著作権法違反での摘発が行われるのは初めてのケースとなります。

府警のサイバーパトロールによって投稿された動画が発見されましたが、動画はアップロードから短時間で削除されており、府警では投稿者を特定されないための工作ではないかとみています。また、発売前の漫画をどうやって入手したのかについても捜査を進める方針。

なお、2007年には発売前の「少年ジャンプ」などをWinny上で配信したとしてユーザー3人が逮捕されていますが、その後も発売前の漫画がネット上で公開されるケースは後を絶たず、出版社各社は対応に苦慮しており、週刊少年ジャンプの公式サイトには編集部からの以下のようなメッセージが掲載されています。

今、ネット上には漫画を不正にコピーしたものがあふれています。
これらの「不正コピー」とアップはすべて、漫画家たちの気持ちに反しておこなわれたものです。そして、「この作品はこう読んでほしい」という作者の意図をも大きくねじ曲げています。
「不正コピー」を作りネットにアップする行為は、たとえそれが気軽な気持ちでおこなわれたとしても、漫画家が心血を注いだ表現活動を傷つけることであり、また法に触れる行為でもあります。
私たちは、こうした「不正コピー」を発見するつど、漫画家と話し合いながら、考えられるあらゆる策を講じてきました。
しかし、心ない人たちはあまりに多く、残念ながらそのすべてには対応し切れてはいないのが現状です。
読者の皆様にお願いです。ネット上にある「不正コピー」は、漫画文化、漫画家の権利、そして何より、漫画家の魂を深く傷つけるものです。
それらはすべて法に触れる行為でもあるということを、今一度、ご理解ください。
また漫画家の方々と集英社は今後も、ネット上のあらゆる「不正コピー」に対しては厳正に対処していきます。読者の皆様の変わらぬご支援をお願いいたします。

・関連記事
ついに「ファイル共有ソフト監視システム」によって全国初の逮捕者が出る - GIGAZINE

ユーザーからリクエストを受け付けて3千数百曲をアップロードしていた「MP3変換所」管理人を逮捕 - GIGAZINE

ネット上にデータを保存するサービスはすべて著作権侵害で違法です - GIGAZINE

ファイル共有ソフト「Share」の利用者3人を初逮捕 - GIGAZINE

0

in メモ, Posted by logc_nt