アート

約3000着の古着で作られた巨大な彫刻アート


古着を大量に使用し、アート作品としたものが紹介されています。

大量の洋服がまるで地層のように折り重なり、とても重厚な雰囲気を醸し出しています。3000着以上使って作られた作品は巨大で、圧巻の一言です。


詳細は以下から。Amazing Art Sculptures Made From Recycled Clothing ・ Eco-Chick

2008年に制作された「The Ocean is the Underlying Basis for Every Wave」という作品は、色分けされた衣服をひたすら畳んで積み上げ、波の形、真上から見た時にS字の形を成すように作られました。


古着を使う理由として、作者のDerick Melander氏は「洋服は着て、古び汚れることで個人の物理的な存在を示す親密なレコードとなる」と語り、「個人と外部の世界の間の境界を定義して、身体の端をトレースするもの」でもあるとも言います。手で繕われた衣服などを見ると、それがまるで肖像画のように見えるということで、人の歴史を古着の中に見いだしているようです。

これは2005年に作られた「Grasp」という作品。これらの古着アートには観客の存在が必要不可欠ということです。


真上から見ると、まるで視力検査に使われるマーク(ランドルト環)のようにも見えます。切れ目から観客が入り込もうとすると肩が作品とぶつかり、そのことで作品と人がつながって「回路」を形成するという意味合いがこめられているようです。


2008年制作の「Flesh of My Flesh」。さまざまな形の洋服が寸分違わぬ大きさにきれいに畳まれていて、洋服を畳むのが苦手な人が見たらある意味感動しそうです。色の微妙なグラデーションといい、単純な構造ながらかなりの工夫が凝らされているようです。

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in アート, Posted by darkhorse_log

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