バイクの最重要パーツ「タイヤ」、プロレーサーが使うとどんな減り方になるのか??
現代のレーシングバイクの性能の限界はタイヤである、と言われるほどタイヤは重要なパーツ。いくらエンジンやブレーキの性能が上がったとしても、タイヤがそれを受けとめることができなければ何の意味もありません。
そして、そんなタイヤの性能を100%引き出すのはライダーの仕事。普通に走っていれば、真ん中のみが減っていくこのタイヤですが、世界最速レベルのレーサーが使用するタイヤはどんな減り方となっているのでしょうか。東京モーターサイクルショー2010のブリヂストンブースでは、ロードレース世界選手権で実際に使われたタイヤを展示していました。
詳細は以下。
ブリヂストンのブース。
MotoGP特集が組まれたブース。
これが使用前のタイヤ。最初はざらつきのないピカピカの表面です。
こっちが使用後。端から端までぼろぼろになっています。
これは2009年MotoGPのオーストラリア戦で、ドゥカティのケーシー・ストーナーが使用していたタイヤ。
一体どんな乗り方をしたらこんなに端っこまでぼろぼろになってしまうのか?この画像がその答え。実際のオーストラリア戦の画像です。
前を行くのがストーナー。ものすごい角度で倒れてコーナーリングするので、タイヤが端まで焼けてしまうというわけ。
Casey Stoner, Valentino Rossi - MotoGP of Australia - Race - LIFE
こちらは溝のついたレインタイヤ。やっぱりボロボロ。
ロードレース世界選手権MotoGPチャンピオンのバレンティーノ・ロッシが2009年MotoGPのマレーシア戦で使用していた物だそうです。
これがその時のロッシの画像。決勝は熱帯のスコールのため、路面が濡れた状態でおこなわれました。
(Photo by Fizal)
ゼッケン46:ヴァレンチーノ・ロッシその人のマシンも展示されていました。
説明ボード。
写真では大きく見えますが、目の前にあるとかなりコンパクトな印象を受けます。
リアから。
インジェクションのマッピングを変えるスイッチや、全面LCDのメーターパネルなどかなりデジタル化されているコックピット。
フロントのブレーキディスクは金属ではなくカーボン製。
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