メモ

わずか10分で組み立て可能、兵士を銃弾から守るモジュラー式バリケード


兵士にとってもっとも面倒な仕事の一つは「前線基地の構築」。構築に時間がかかればかかるほど、襲撃される危険も高くなります。しかし、ショベルカーなどを導入できるほど安全ではない状況では、兵士は人力で土嚢を積んだり塹壕を掘る必要があり、短い時間で十分な拠点を作るのはなかなか難しいという面もあります。

そこで、アメリカの企業が最短の時間で防御施設を組み立てられるモジュラー式の拠点構築資材を開発しました。

詳細は以下。
Dynamic Defense Materials, LLC. - McCurdy's Armor - Product Info

HESCO Barriers - a Photo Primer | America's North Shore Journal

まず、現在よく用いられているHESCO社のバリケードを使った陣地の構築を見てみましょう。


巨大な袋を拡げて並べたらそこにショベルカーなどで砂を入れていきます。


こんな感じで陣地が完成します。


しかし、逃亡する武装テロリストを捕らえるために緊急に検問をはらなければならない、などという時にはこんな悠長なことはやってられません。そこで、アメリカのダイナミック・ディフェンス・マテリアル社が開発したのがこの「McCardy's Armor」。

組み立ては1つあたり10分以内で可能。1つ1つのパーツは1人で十分にもてる重さに押さえられています。もちろん撤去も簡単に行えます。


フレームが出来上がったら今度は装甲板を貼り込んでいきます。装甲板を2重にする、さらにその間に砂を入れることでより防御力を高めることもできます。


完成。


二つ以上のキットを組み合わせることで様々な形状の陣地に対応可能となっています。


運搬はトレーラーで行えます。


現在、アフガニスタンには約400のNATO軍・米軍基地と300の現地軍基地があり、その数はこれからも増加していくと考えられるため、このような基地構築資材の開発は重要になってくるのではないでしょうか。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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