目指せ「究極のタイピング」、指の動きのムダを減らすヒント


コンピューターを扱うすべての人にとって、切っても切れない関係にあるのが「タイピング」。最近ではGUIによって、できるだけタイプ量が減るように工夫されていますが、やはり最後はタイプ速度が物を言うことは少なくありません。

それでは、さらにタイピング速度を上げるにはどうすればいいのか?タイピング中の指の動きを分析することで、指の動きの効率を上げるためのヒントが見えてきました。

詳細は以下。
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調査ではブラウン大学コーパスと少量のHTMLを混ぜたテキストを利用。以下6つのタイピング方式でこのテキストをタイプした時の指の動きをシミュレートし、図にするとこうなりました。線の太さがキー間の動きの多さを表し、青いほうから赤いほうへより多くジャンプしていることを表します。

これが「一本指タイピング」方式。片手の人差し指でShiftキー以外のすべてのキーをタイプするとこうなります。単語と単語の間の間隔を空けるために、スペースキーに動きが集中しています。平均移動距離は3.5キー分とかなり大きい。


この進化系が「二本指タイピング」。両手の人差し指を使うとこんな感じ。ちょうど一本指方式の指の動きを真ん中で二つに分けたような感じになります。


さらに、スペースキーを打つため親指を加えるとこうなる。マイクロソフト創始者のビル・ゲイツが採用していることでも有名です。平均移動距離は1.5キー分と動きがぐっとすっきりしました。


キーボード全体を4つに区切り、両手の親指、人差し指、中指を使ってタイプするとさらに動きがシンプルに。しかし、まだまだ前後左右の動きが混在しており、左手の中指のAからEへのジャンプなど無理な動きも多いように思えます。


そしていわゆる「タッチタイピング」方式。指の動きはさらに整理され、左右への動きが減り、前後の動きが目立つようになります。しかし「キーを打ったら指をホームポジションに戻す」という原則があるため、EやT、Iといったよく用いるキーとホームポジションの間の動きがものすごい量になっています。


それでは各指へのキーの振り分けはタッチタイピング方式のまま、「打った指を戻さず置いておく」方式ではどのようになるでしょうか?思った以上に指を戻す動きというのは無駄なようで、この方式だと平均移動距離は0.76キー分と1を切る、つまり指を移動させずにキーを打てる回数が増えています。もっとも、今どこのキーに指があるのかを覚えておく必要があるため、人間にはちょっと難しいかも。


DvorakキーボードTRONキーボードなど他のキー配列での結果や、日本語コーパスを用いたシミュレーション結果も是非見てみたいところです。

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